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「振り返ると黒ずくめの男がいて、赤い液体を…」元ジャニーズ大川慶吾(30)が明かす、闇バイト強盗による“凶行”の一部始終《“ルフィ事件”の被害者独占インタビュー》

文春オンライン / 2024年11月5日 11時0分

「振り返ると黒ずくめの男がいて、赤い液体を…」元ジャニーズ大川慶吾(30)が明かす、闇バイト強盗による“凶行”の一部始終《“ルフィ事件”の被害者独占インタビュー》

渡辺優樹容疑者(フィリピンの現地メディア「GMA news」より)

 「2年が経って、ようやくこうした強盗に関する記事を読めるようになりましたが、もう二度と以前のような生活には戻れないと感じます。身近な人でも闇バイトと繋がってしまうかもしれないこと、そして誰もが標的になりうることを知ってほしい」

 そう語るのは元ジャニーズJr.で俳優・モデルの大川慶吾(30)。2022年12月、大川は今世間を騒がしている“闇バイト強盗”による被害に遭っていた。

◇◇◇

 今年8月以降、首都圏を中心に闇バイトを実行犯にした強盗事件が相次いでいる。

「10月15日には神奈川県横浜市で75歳の男性が手足を縛られ暴行を加えられたうえで殺害され、現金20万円などが奪われる事件が発生。続く16日には、千葉県白井市で70代の母親と40代の娘が縛られ暴行を加えられ、現金20万円などが奪われた。いずれもSNSを通じて指示を受けた “闇バイト”による犯行と見られている」(社会部記者)

“闇バイト”が広く知られるきっかけとなった事件といえば、一昨年、連続強盗で日本を震撼させた「ルフィ事件」だろう。

「黒幕とされる渡邊優樹容疑者らは『ルフィ』『キム』などと名乗り、潜伏先のフィリピン・ビクタン収容所から通信アプリ『テレグラム』を通じて実行役の若者に強盗を指示。民家に押し入り、住人に暴行をくわえて金品を奪う手口で犯行を繰り返していた」(同前) 

ルフィ事件の一つと見られる事件の被害者

 小誌は一連のルフィ事件の一つとみられる強盗未遂被害に遭った事件の被害者が元ジャニーズJr.の大川慶吾であることを突き止め、 昨年9月、本人に独占取材をしていた 。

 大川は2006年から2013年までジャニーズ事務所に在籍した元ジャニーズタレント。退所後は俳優や広告モデルとして活動し、現在はメンズアイドルグループ「ジャンクロップ」のプロデュース活動も行っている。

「今年5月、4人の犯行グループのうちの1人の裁判員裁判が行われ、僕も証言台に立ちました。犯人と顔を合わせないよう、仕切りを設けてもらいましたが、それでもあの時自分を襲った犯人がすぐそこにいるのだと思うと、恐怖が蘇りました」

黒ずくめの男が目の前に

 事件が起こったのは2022年12月2日。その日、大川は外出していて明け方4時頃に帰宅した。

「マンションの宅配業者や引っ越し業者用の臨時駐車場に見慣れない車があることに小さな違和感を覚えたのですが、気にせずに家へ入りました。

 いつも通り、部屋のカギを開けると、その瞬間、誰かが駆け寄ってくる足音がしました。パッと振り返ると、黒ずくめの男が目の前に迫っていて、赤い液体状の催涙スプレーのようなものをかけられたんです。

 命の危険を感じ、必死で相手を押しのけて距離を取ったのですが、その時、階段の陰からもう1人の男が走り寄ってくる姿が見えました。なんとか部屋に入り、カギを閉めることができましたが、次の瞬間には目に激痛が走り、視界が真っ暗になって……。

 流水で目を洗ったり、氷で冷やしたりして、ようやく警察に通報できる状態に回復したのは20分後。当然、犯人たちは逃げ去っていました」

オートロックのない勝手口から…高い弊を乗り越えて侵入

 角膜にダメージを負った大川は、医師から全治10日の診断を受けた。

「医師から『かけられたのが催涙スプレーだったのは不幸中の幸いだった。もし硫酸や塩酸などの薬品をかけられていたら失明していた可能性もある』とも言われ、ぞっとしました」

 大川が住んでいたのはエントランスにオートロックが付いたマンションだ。だが、犯人グループのうち2人はオートロックのない勝手口の高い塀を乗り越えてマンション内に侵入。もう1人は臨時駐車場に止めた逃走用の車両に待機していたとみられている。

 平穏な日常を切り裂いた恐ろしい犯行。しかし、よく見ると防犯カメラの映像に車両のナンバーや犯人の姿が残されるなど、プロらしからぬ杜撰さも見え隠れした。なぜ、自分が狙われたのか――。実行犯のテレグラムに残されていた“驚愕のやりとり”、裁判で明かされた恐ろしい事実とは。( #2に続く )

〈 「イケメンだから、ボコボコにして、縛って写真を送れ」元ジャニーズのモデル男性(30)が“闇バイト”に狙われた驚愕の理由《実行犯のテレグラムに残されていた“恐怖のやりとり”》 〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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