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歌唱力が厳しく批判されたことも…TWICEモモ(28)が乗り越えた韓国での“視線”〈バキバキの腹筋も話題に〉

文春オンライン / 2024年11月9日 11時10分

歌唱力が厳しく批判されたことも…TWICEモモ(28)が乗り越えた韓国での“視線”〈バキバキの腹筋も話題に〉

TWICEのモモ ©時事通信社

〈 オーディション落選→翌日、驚きの行動に…“脱落メンバー”だったTWICEモモ(28)が韓国でトップアイドルになるまで《インスタフォロワー数1位》 〉から続く

 11月9日、TWICEのモモが28歳の誕生日を迎えた。 高いレベルを要求されるK-POP界において“ダンシングマシーン”とも呼ばれるほどの実力を有し、インスタグラムフォロワー数が日本人で1位という人気を誇るモモ。彼女が支持される理由、かつて“自信が持てなかった時期”とは……。韓国エンタメウォッチャーでライターのK-POPゆりこ氏が読み解く。(全2回の2回目/ はじめから 読む)

◇◇◇

“ダンシングマシーン”と呼ばれる理由

「ダンス」はモモを語るうえで絶対に外せないポイントだろう。TWICEのステージの中でもダンスの見せ所はモモが担当することが多い。キュートな笑顔の下に、バッキバキの腹筋――通称「TWICEのダンシングマシーン」と呼ばれるのは単にスキルがあるだけではない。ダンスへの愛と身体を使って表現することへの飽くなき探究心が見るものに伝わってくるからだ。 

 彼女がダンスを始めたのはまだ3歳の頃、四半世紀近く踊りつづけている計算になる。韓国の著名ダンサーで、TWICEの代表曲「Like OOH-AHH」や「TT」の振り付けをしたリアキムは韓国のラジオ番組で「モモは本当に神が降臨したかのようなダンサー。本当に上手」「スポンジ以上の吸収力で(振り付けを)少し説明すれば、すぐに体現できる。しかもアップグレードした表現で」と絶賛している。

 個人的におすすめしたいのは「カバーダンス動画」だ。持ち歌ではないからこそ、彼女ならではの解釈や表現スタイルが見えて興味深い。特に事務所の後輩であるStray KidsやEXOのKAIとのコラボダンスなどモモが「男性アーティストの振り付け」を踊る姿はグッとくる。決して大きくはない身体のどこに隠されているのかというパワー、緩急のつけ方、可動域の広さ。163cmのモモがより大きく見えるから不思議だ。

 そこからさらにギャップ萌えするのは、TWICEのライブでも披露したポールダンス。彼女のInstagramにも一部UPされているので、気になる方はチェックしてみてほしい。どこまでも貪欲にダンスを広く、深く極めようとしている姿がよく分かる。

歌唱力が非常にシビアに評価される

 一方、モモの歌唱力についてはダンスほどの評価を得られていなかったのが正直なところ。その理由としてTWICEの楽曲は全体的にキーが高いため、彼女の生来の声域にマッチしていなかったのでは? と筆者は見ている。しかしTWICE楽曲の糖度を整え、ちょうど良い“ビタースイート”にしているのはモモの個性的で低めな声だとも言える。何より、彼女のラップは絶対不可欠なスパイスだ。最新のソロ楽曲「Money In My Pocket」でもその実力が発揮されている。MISAMOの「Marshmallow」もモモの声をしっかり生かした名曲だと思う。

時間を割いて発声の勉強をしていた

 とはいえ、K-POP業界では歌唱力が非常にシビアに評価される。モモ本人曰く、歌について悩み自信が持てなかった時期があったという。プレッシャーのあまり音楽番組で音を外してしまい、落ち込む姿を見せたこともあった。

 しかし、そこはストイックな努力家。ここ3年ほどは徐々に「モモの歌が上手くなった」という声が聞こえてくるようになった。ボーカルトレーナーがSNSにUPした「ワールドツアーで忙しい中、時間を割いて発声の勉強をする彼女の熱意に感動」というコメントからも、モモが鍛錬を積み重ねてきたことが読み取れる。

しっかり者のイメージな彼女の “意外”な面

 周囲のONCE(※ワンス=TWICEファン)の知人達にも「モモの好きなところ」を聞いてみた。するとダンスへの賞賛は当然ながら、ある共通のワードが返ってきた。それは「意外と面白キャラ」だということ。この“意外と”にもポイントが隠れている。ストイックな努力家で「ダンシングマシーン」――しっかり者のイメージがあるからこそ、人間味ある天然な一面がより引き立つのだ。

 時折ファン向けの動画配信で見せる「ギャハハ」という豪快な笑い声や、ふとした時に出る関西弁での率直なトークも魅力の一つ。かつてある密着番組で、韓国人メンバーの言葉を「~やんか」と関西訛りの日本語で通訳し、その場の皆が爆笑していたシーンも印象的だった。

 そんなモモを面白がり、一緒に盛り上がれる他のメンバーにも愛を感じる瞬間が多い。TWICEメンバーはそれぞれの形で皆がグループの「ムードメイカー」を担っているようにも感じる。

誰一人欠けることなく9周年を迎えた

 TWICEのプロデューサーであり自身も歌手として活動するJ.Y. Parkは、TWICEについてこう語っている。

〈「僕がTWICEを可愛がっている理由は、本当に真面目で優しいからです。彼女たちがデビューする時、僕は一つだけお願いをしました。“仲良くしてね”と。それぞれ違う価値観と環境の中で育った9人が仲良く過ごすなんて不可能に近いこと。でもTWICEはいまだにお互いを大事にして理解しあっている」(「KBS大企画 - デビュー30周年特集タンタラJYP」より)〉

 激動のK-POP業界で、誰一人欠けることなくデビュー9周年目を迎えたグループはそう多くない。J.Y. Parkの言葉からは、彼女たちの内面的な魅力、そしてグループとしての“強さ”が感じられる。

 多国籍グループの先駆者であるTWICEのパフォーマンスを支え、さらにMISAMOとしての活動を通じ新たなファンを獲得しているモモ。唯一無二のダンスと憎めないキャラクターで、これからも多くの人々に愛され続けることだろう。28歳を迎え大人のアーティストとして進化する、彼女の新たな一歩をこれからも見届けていきたい。

(K-POPゆりこ)

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