1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「本来ならば、こちらが作らなければ…」渡辺謙(65)“国宝Tシャツ”配りまくりに主演・吉沢亮の困惑

文春オンライン / 2024年12月4日 12時0分

「本来ならば、こちらが作らなければ…」渡辺謙(65)“国宝Tシャツ”配りまくりに主演・吉沢亮の困惑

世界のケン・ワタナベ

「国際的に人気のある歌舞伎が題材ということもあり、海外でのヒットも見込める。国内で公開する前に海外の映画祭に出品する予定もあり、謙さんも大いに張り切っているようで……」(映画関係者)

 来年公開の映画「国宝」。そこに出演するのが渡辺謙(65)だ。

◆◆◆

予算も数億円オーバーの力のいれよう

 同作は芥川賞作家・吉田修一の原作。ヤクザの家に生まれた主人公が歌舞伎の世界に拾われ、女形として大成するまでを描くストーリーだ。

「撮影は今年3月から6月まで行われ、実際に歌舞伎が上演される京都の南座を3カ月間借り切って撮影するなど、大変な力のいれようでした。製作費は邦画としては破格の10億円。ただすでにその予算も数億円オーバーしてしまっているそうです」(同前)

 主役に大河ドラマ「青天を衝け」の吉沢亮(30)、ライバルの梨園の御曹司役が横浜流星と、配役もおさおさ抜かりない。

世界のケン・ワタナベの追加

 そして――。

「10月8日に追加キャストが発表され、2人の師匠を渡辺が演じることがわかりました。血筋が重んじられる世界で、天賦の才を持つ主人公と、実の息子の芸を見極める役どころです。キャストの最後にクレジットされる“トメ”という重要なポジションということもありますが、リリースの写真では、高畑充希や寺島しのぶら12人の追加キャストのなかで、飛び抜けて大きな扱いでした」(スポーツ紙記者)

 世界のケン・ワタナベなら当然の扱いか。渡辺がハリウッドで名を上げた「ラスト サムライ」で共演した真田広之の「SHOGUN 将軍」が、奇しくも先ごろエミー賞を独占したばかり。

渡辺の決意

 渡辺は「許されざる者」「怒り」などですでに作品をともにしている李相日監督の「国宝」に、並々ならぬ意欲で臨んだという。

 キャスト発表のリリースでも、

「これまで数々の難題を乗り越えて来た李監督を信じ、この素晴らしい作品に立ち向かう決意を固めました」

 と意気込みを語っていた。

「実際、スタッフには『どんな取材も受ける!』とプロモーションへのフル稼働を約束しているそうです。李監督からのオファーを意気に感じて、絶対に成功させようというのでしょう」(前出・映画関係者)

謙さんが“Ken Watanabe”と入ったTシャツを配る

 当然、撮影現場でもその熱意は発揮された。

「謙さんがオリジナルのスタッフTシャツを作って、スタッフ、キャストのみんなに配ったんです。100枚以上にはなるのではないでしょうか。背中に“国宝”の文字と隈取りをデザインし、そして“Ken Watanabe”としっかり名前も入っていました」(映画スタッフ)

 映画関係者の士気を高めようとの謙さんの粋な計らいである。

主役は吉沢さんなので…

 だが、スタッフから苦笑交じりのこんな指摘も。

「スタッフTシャツや、ジャンパーは慣例として座長、つまり主役が作るものです。もちろんキャリアでは比べられるような2人ではないのですが、あくまで今作の主役は吉沢さんなので、吉沢さん側としては、困惑しているのではないでしょうか」

 吉沢の所属事務所に尋ねると、

「本来ならば、こちらが作らなければならないのに、作っていただいて恐縮しております」

 とのこと。

 渡辺の事務所にも、座長が作る慣例の中、どんな思いでTシャツを作ったのかを尋ねたが、締切までに回答はなかった。

「国宝」級の日本人俳優、いや世界のケン・ワタナベとして見得を切ったということか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年11月28日号)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください