「クラスメイト39対1の構図になったのよ」授業中に回ってきた紙を開けたら…アレン様が明かす、中学時代に突然始まった“壮絶ないじめ”
文春オンライン / 2024年12月19日 17時0分
『全てアレン様が正しいでございます』より
〈 「地元の人を『見返したい』と思って」「少年院に行くぐらい荒れちゃった」つらい幼少期を過ごしたアレン様が、それでもいじめっ子に「感謝する」ワケ 〉から続く
「生きる幻」として知られ、SNSを中心に人気の大物マダムタレント・アレンさん。10月末に刊行された『 全てアレン様が正しいでございます 』(通称「全ア本」/玄光社)には、今まで明かされなかった過去や想いが綴られており、大きな反響を呼んでいる。
ここでは、そんな「全ア本」より一部を抜粋。中学時代に突然始まったいじめの壮絶な内容と、唯一救われたという友人のある行動について紹介する。(全3回の1回目/ 続きを読む )
◆◆◆
中学でモテ期、到来
当時12歳で、とにかく自分は「みんなと同じ」で「普通じゃないとダメ」だと、同調圧力を感じながら漠然と思い込んでいたのよね。
そんな中で、環境を変えて自分で「俺」って言うようにしてから、本当にアイドルみたいにモテたのよ。ヮタクシですら自分のことをちゃんと分かってないのに、なぜか女からめちゃくちゃモテる状況だったの。そんなハチャメチャな状況、もうわけわかんないじゃない。だから有頂天になって「自分ってカッコいい!」って思ってたの。そんな経験、人生で初めてだしね。
同じ学校にNっていうやんちゃ系の激ヤバ女がいて、その子がヮタクシのことをすごい好きだって告白してくれたの。ヮタクシも「ちゃんと彼女を作らなきゃ」って思い込んでたから、Nと付き合うことにしたの。だけど、人間って不思議で、そう思い込むうちに好きかもって少しだけ思えるのよ、暗示をかけるみたいに。でも一緒に帰っていても、自分の気持ちって、やっぱり簡単にはねじ伏せられないじゃない。だから付き合っていても、「仲良い子のうちの一人」っていう感覚だったわ。
付き合っているNがいつつも、本当はNが大好きなわけじゃないから、普通に好意を持ってくれてる他の女の子とも関わりを持っていたの。手紙をもらったり、一緒に2人でいたりとか。でもね、それが地獄の始まりだったわ。
突然始まったいじめ
ヮタクシ、やんちゃじゃないけど、モテて調子に乗ってたって言ってたでしょ? だから学校の先輩たちにも気に入られて、廊下ですれ違ったりすると、先輩たちが「おぉ!」って言ってくれたのよ。だからヮタクシ、ますます調子に乗ってたように見えたのかもしれないわね。結局、付き合っていたNがきっかけになって、とんでもないいじめが始まったの。
この話はテレビとかでも何度か話してるんだけど、本当に壮絶だったわ。親が初めてヮタクシを抱きしめて泣いてたのも覚えてるぐらいきつかったの。ここからまた地獄の学校ライフが始まったわ。
いじめが始まったきっかけは、本当に些細なことだったと思う。前にも書いたけど、Nはちょっとやんちゃ系なリーダー格の女だから、クラスの権力も持ってるし、プライドも高かった。それでヮタクシがほかの女の子にもいい顔しているように見えたらしくて、嫉妬から憎しみに変わっていっちゃったのかな。悪気があってほかの女の子と喋ってたわけじゃないから、浮気の自覚はなかったけど、多分その悪気のなさも傷つけちゃったんだと思う。
いじめって、予兆みたいなのがあると思うのよね。この人に嫌われたから、とかが積み重なって、徐々にいじめになると思うんだけど、ヮタクシの場合は突然だったのよ。ある日普通に学校に行ったら、みんなよそよそしかった。特に女が全員変だった。Nも話してくれなくなってから、あっという間だったの。
いじめの内容はもういっぱいあるんだけど、まずクラス全員にハブられたのよ! だから教室で喋り相手がいなくなる。初めは女子からだったけど、だんだん男子にも広まっていって、最終的にはクラスメイト40人が39対1の構図になったのよ。
ほかにも、掃除の時間って教室にある机と椅子を、教室の前後に移動して掃き掃除するじゃない? そのときヮタクシの机と椅子だけ移動されずに取り残されてるの。ヮタクシの机だけ、ポンって後ろに置いてあるの! すっごい嫌じゃない? 誰も注意しないし、知らない顔してるの。すっごい怖いし嫌だった。あとは、クラスの女子に教科書を教室の窓から捨てられるとかもあったわ。きっとNの指示でみんな従ったんじゃないかな?
授業中、ヮタクシにだけプリントが回ってこないとか、コンパスで後ろから頭を突かれることもあったの。「イタっ!」って振り返っても、みんな知らないふり。
それから絶対に忘れないのが、授業中に何か紙が回ってきて、開けて見たら、クラス全員が書いたであろうヮタクシへの暴言。それを見た瞬間、ヮタクシすごく泣きそうになって、教室を飛び出して保健室に行ったの。保健の先生にその紙を見せたら、「この後の授業出なくていいから寝ていて」って言われて、ずっとベッドで横になって泣いてた。
家に帰ったら学校から連絡を受けたお母さんが待っててくれて、ヮタクシはその姿を見て泣いちゃったの。そしたらお母さんもヮタクシを抱きしめて泣いてくれて……。これがきっかけでヮタクシ、不登校になっちゃったのよね。
人間不信、「友達」はいらない
コンパスで刺されるなんて本当に傷害事件よ。ハブになった時だって、「無視しないで!」なんて言って反論もできないのよ、悟るしかない。「あ、この人にも回ってきたんだな」って、悟って黙るしかない。だからヮタクシと喋ってくれる人がいないまま、何週間か経って、それでもみんな知らないふりをしたの。だからヮタクシは今も「友達」っていうものを信用していないの。
友達なんていらないし、そもそも人間関係なんていつ切れるか分からないから。常に自分だけを信じてる。逆にみんながそれに共感してくれたから、今のヮタクシがあると思っているけれど。同じ経験をした人がたくさんいたっていうことなのね。
だからヮタクシは今も、いじめてきた奴らは本当にウザいし、心からあの世にお行きになってほしいと思ってるの。同じことを大人になった今、やり返してやりたいくらい。あの時ヮタクシが本当に嫌だった気持ちや辛かった気持ちを、今は大人だからどうにか割り切れるけど、中学時代なんて割り切れないじゃない? 学校が全てなんだから、本当に死にたいとか思っちゃう。あの時のいじめた奴ら、本当に地獄に突き落ちてほしい! ヮタクシ、そのNに会ったら本人に言ってやりたいわ。
いじめの真っ只中にもらった手紙
地獄だった中学校生活の中で、唯一少しだけ救われたエピソードがあるの。
全然違うクラスだったSちゃんっていう子がいたのね。ヮタクシが、まだいじめられてて、みんなから無視されてたの。そんな中でSちゃんと廊下でたまたますれ違った時に「これ読んで」って言ってSちゃんから手紙を手渡されたことがあって。そこには小さい文字で一言、「わたしは〇〇(アレン)の味方だからね」って書かれていたの。
この手紙を受け取った瞬間、「これは一生持っておかなきゃいけない」と子どもながらに思って、今もちゃんと実家にまだ残ってると思う。Sちゃんとは大人になっても会ってたのよ。Sちゃんが子どもを産んでも会っていたわ。
ヮタクシが受けたいじめの問題は、学校の先輩を巻き込んだり、教育委員会も調査したりして大問題になったわ。確かいじめてきたNは、中学校を退学処分になって、地元の公立中学校に戻されたって聞いたの。その後からよ、ヮタクシがグレ始めるのは。
当時、隣のクラスのSくんっていうすごく仲良しだった男の子がいてね、でもその子は早い段階でグレちゃって、すぐ学校に来なくなったの。それでも放課後、一緒に遊ぶほど仲は良かったんだ、その後ヮタクシもいじめをきっかけに不登校になって、あっという間に非行に走っちゃった。
でも、友達から「グレよう」って言われたんじゃなくて、いじめられていた分、「見返したい、怖がらせたい」って思ってたからなの。だから必然的に非行グループと仲良くなって、どんどんグレていったの。
〈 「出会い系で男呼んで、ホテルでシャワーを浴びてる間に金抜いて逃げることも…」アレン様が明かす、グレて“やりたい放題”だった中学生時代のこと 〉へ続く
(アレン/Webオリジナル(外部転載))
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