“本番疑惑”がささやかれたリアルすぎる絡み、小沢健二との熱愛、「踊る」への再登場は…“絶対に崩れない”深津絵里(51)の「鉄の女」な人生
文春オンライン / 2025年1月12日 11時10分
深津絵里 ©AFLO
「踊る大捜査線」シリーズの新作が、待望の織田裕二主演で2026年に復活することが発表された。『踊る~』ファンからは織田裕二の復帰を祝うと同時に、深津絵里(51)への待望論もあふれた。
深津演じる湾岸署の女性刑事・恩田すみれは第1作から登場している本作のヒロインだが、2012年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL』で生死不明となり、2024年公開の『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』には登場しなかった。それでも『生き続ける者』では劇中で言及され、「復帰への前フリでは」と待望論が再燃していた。
深津は1973年1月11日生まれ、大分県大分市出身。13歳でミス原宿グランプリで優勝したことをきっかけに芸能界デビューしたが、ブレイクは15歳の時。JR東海の「クリスマス・エクスプレス88」のCMに大抜擢され、ショートカットで夜のホームで恋人を待つ初々しいキュートさで一躍全国区の人気者に。
「踊る」では織田演じる主人公と早々に恋仲になる予定だったが…
初期は深津絵里、高原里絵という2つの名義を使い分けていたが、まもなく深津絵里に統一した。
15歳でドラマ初出演、17歳で『パラダイスにっぽん』(90年)に初主演。その後も順調にキャリアを重ねたが、23歳で運命の作品、『踊る大捜査線』(97年)に出会うことになる。
警察を舞台とした“刑事モノ”ではあるがアクションではなく職業ドラマとして描かれた本作は、実はファースト・シーズンこそ視聴率的にふるわなかったが、2回のスペシャルを経て映画が特大ヒット。
ヒロインを演じた深津も国民の顔となった。当初は織田演じる主人公・青島俊作と早々に恋仲になる予定だったが、2人をつかずはなれずのバディ役に設定したことが功を奏した。
映画第2作『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年)は興行収入173.5億円を記録し、今でも実写邦画の歴代1位の座を守っている。
筆者は深津が28歳で主演した『恋ノチカラ』(02年)の現場で何度か取材の機会に恵まれたが、『踊る~』のイメージとはまったく異なる仕事に恋に生きる等身大のOLになりきって演じており、役なのか本人なのかを錯覚するほどだった。
その演技力、存在感は業界内でも定評があり、38歳で主演した三谷幸喜監督の映画『ステキな金縛り』(11年)では、第35回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。三谷も女優・深津絵里にベタ惚れで、こう絶賛している。
「深津さんは歌でも芝居でもカンのいい人。(アドリブでも)絶対に笑わない。NGも出さない。もう鉄の女。絶対に崩れないタイプ」(「ぴあ」のインタビューより)
妻夫木聡とのリアルすぎるベッドシーンが話題に
恋愛ドラマへの出演は多くても清純派なイメージが強かった深津が、激しいベッドシーンに挑んだのが、37歳で出演した映画『悪人』だった。
地方でなんの刺激もない退屈な毎日を送る平凡なOL役の深津は、出会い系サイトで出会った妻夫木聡演じる男性との愛に溺れていく。
引っ込み思案な日常生活から妻夫木を激しく求める姿の変貌ぶりがすさまじく、2度のベッドシーンも全裸で熱演。
殺人を犯した妻夫木に警察の追っ手が迫り、逃避行中のホテルで妻夫木が深津をいきなり布団の上に押し倒すと、猛々しくあお向けの深津をうつぶせにひっくり返す。深津は抵抗するどころか自ら少し腰を浮かせ、ミニのスカートから白く柔らかそうな大腿部が露わに……。
ここでカメラが上からのアングルに切り替わり、白く美しいヒップと、細くすらりとのびた美脚が画面いっぱいに映る。妻夫木はそのまま深津の下着を引きずり下ろし、自らもズボンと下着を脱ぐと、そのまま覆いかぶさる。
深津の適度に抑制がきいたあえぎ声と、情事の自然音が興奮度を高める。互いに息を弾ませて荒々しく絶頂に達するシーンは、“本番疑惑”がささやかれるほどの迫力だった。
深津はこの映画でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞。改めて世間に女優力を見せつけた。
48歳でも「18歳にしか見えなくなってきた!」
以降、以前ほど映画やドラマに頻繁に登場しなくなるが、48歳の時にNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に、上白石萌音、川栄李奈らと主演。48歳での主演は朝ドラ最年長だったが、さらなる驚きは劇中で18歳の役を演じたことだった。
「ぜんぜん違和感ない!」「18歳にしか見えなくなってきた」などSNSに驚きの声が溢れ、その美貌と演技力の底知れなさを改めて証明した。
51歳となった現在も独身を貫いているが、22歳のときにはミュージシャンの小沢健二との交際がスクープされ、世間をあっと言わせた。オザケンの愛称で愛され、渋谷系ブームの立役者だった“オザケン”は人気の絶頂にいたが、当時は結婚秒読みとまでささやかれていた。
なにしろ小沢の代表曲「ラブリー」(94年)は深津に捧げた歌と言われ、「おやすみなさい、仔猫ちゃん!」(94年)も深津のことを歌った曲と言われており、ふだんは深津のことを「子猫ちゃん」と呼んでいたとも。だが揃って多忙過ぎたゆえか、ほどなく別れることになった。
現在はスタイリストの白山春久氏と同棲中と言われている。白山氏とは『恋ノチカラ』で知り合い、33歳の時に初スクープ。約10年が経った42歳の時にも関係が続いていることが報道され、事実婚と言っていい状況だ。
深津は女優・役者業を天職と自認しており、過去にはこんな発言を残している。
「人生を楽しむのは難しいですよね。“人生楽しんだもの勝ち”とか、“一度きりだから楽しまなきゃもったいない”とか、言うのは簡単な気がして(笑)。実際は楽しいだけじゃなくて、苦しいことの方が多いと思う。でも、“苦しいからこそ楽しく生きなくちゃ”って思うものなんでしょうね。そのためには“自分はこうなんだ”と思うものを見つけて大事にしていきたい」(「ORICON NEWS」より)
数多いファンの期待どおり新作『踊る大捜査線』の映画にはぜひ登場してほしいところだが、50代を迎えた彼女の、また別の新しい顔にも期待したい。
(岩佐 陽一)
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