《深夜の取引現場写真も》「私がオリンパス社長シュテファン・カウフマン(56)にコカインを売った」違法薬物の売人が5時間にわたって独占告白した“衝撃の内容”とは
文春オンライン / 2024年12月31日 19時0分
カウフマン氏は2003年にオリンパスへ
取材班が世界的企業トップの薬物情報を摑んだのは昨年2月。それから1年8カ月間、疑惑を追い続け、計3度にわたって“現場”をカメラで捉えた。社長辞任直後に、売人を直撃すると――。
◆ ◆ ◆
カウフマン氏に違法薬物を提供していた売人による通報
〈私は幾度となく違法薬物の配達を頼まれシュテファン・カウフマン氏に配達してきました。(中略)その様な関係が2年近く続いておりました〉
A4コピー用紙には「内部調査依頼の件」と記されていた。東京・八王子市にあるオリンパス本社にレターパックが届いたのは、9月24日午前10時過ぎのことだ。文書の内容は、同社社長(当時)のシュテファン・カウフマン氏(56)の薬物使用に関する情報提供だった。
実は、同社に「通報」し、社内調査を求めたのは、カウフマン氏に違法薬物を提供していた売人のX氏だ。同封されていたのは、テレグラムなどのアプリでやり取りされた18通に及ぶ通信記録の他、カウフマン氏が利用する複数のアカウントのスクリーンショットである。
「同様の文書は、同月22日午前に竹内康雄会長の自宅マンションにも届いていました。それらの資料には外部の人間が知り得ないカウフマン氏の個人情報が含まれていた。事態を重く見た竹内氏は警視庁に相談し、社内調査を進める判断を下したのです」(オリンパス関係者)
10月3日には竹内氏の自宅とオリンパス本社に2通目の配達証明郵便が届く。続いて、社外取締役の市川佐知子弁護士が所属する田辺総合法律事務所と、社外取締役の藤田純孝氏の自宅にも文書が郵送され、次第に同社上層部は危機感を募らせていく。
10月13日夜9時15分、竹内氏は自身のGmailアドレスから次のような文面をX氏に送信している。
〈レターいずれも拝受し、現在事実確認を行っております。オリンパス株式会社 代表執行役会長 竹内康雄〉
捜査関係者が次のように明かす。
「オリンパスから通報を受けた警視庁は、実は、カウフマン氏にすでに違法薬物使用の嫌疑がかかっていたことを明かし、今年6月18日に家宅捜索していた事実を伝えた。当時、彼はその事実を会社に隠していたようだ」
薬銃課の捜査と社内の調査が進む中、竹内氏はX氏に対し、次のようなメールを送信している。
〈調査に最大限の努力をしておりますが、当社にとって極めて重大な事案であり、慎重な検討が必要であるため、事実確認に時間を要しております〉(10月25日午後3時31分)
取引は週2、3回に及んだ
カウフマン氏の辞任が発表されたのは、それから3日後のことだった。
そして発表から数時間後、小誌記者は都内の飲食店で当事者であるX氏と向き合っていた――。
◇
実は、小誌がカウフマン氏の違法薬物使用に関する情報を入手したのは、昨年2月のことである。小誌記者に寄せられたのは、次のような情報だった。
「カウフマン氏はもともと彼と親密だったラテン系の女性を介してドラッグを卸してもらっていたが、昨年1月以降は、売人と直接接点を持つようになった。取引は週2、3回に及ぶ」
小誌はカウフマン氏にまつわる薬物使用疑惑の全容を掴むべく、継続的に行動確認を続けてきた。
取材班のカメラが捉えた彼らの姿
初めて取材班のカメラが“現場”を捉えたのは、昨年2月11日夜11時半過ぎのことである。
ダウンジャケットを羽織ったカウフマン氏が自宅マンションのエントランスから出て、気温2度の寒空の下、帽子にマスクで身を固めた短髪の男性と近くの公園で落ち合う。2人は周囲を警戒しながら言葉を交わし、横並びに歩きながら数十秒で“取引”を終えた。
「この日、カウフマン氏と密会したのは、売人のX氏。彼は関東近県の密売所でコカインやMDMAなどを仕入れ、カウフマン氏の求めに応じて24時間態勢で違法薬物を届けていた。カウフマン氏からは、専属の売人のような扱いを受けていた」(X氏の知人)
2人はシグナルやテレグラムといった機密性の高いアプリを利用。当時、小誌が入手したシグナルでのやり取りには、カウフマン氏がX氏に次のような文言を送った記録が残されていた。
〈Hi…can you deliver this week?〉
〈2bags from two weeks ago and one MD …right?〉
「2bags」は2パケ(2袋)のコカイン、「MD」は合成麻薬のMDMAを指す。いずれも麻薬及び向精神薬取締法に抵触する違法薬物である。取引の翌日、小誌はカウフマン氏がX氏に次のようなメッセージを送信していることを確認している。
〈great night〉
〈quality good〉
〈I'm happy〉
取材班のカメラが2度目に彼らの姿を捉えたのは、同年2月28日夕方6時40分のことだ。
自宅を出たカウフマン氏は近くの公園に直行し、周囲を見渡せる階段上の踊り場でX氏と落ち合った。それから15分以上にわたり、2人が身振り手振りで交渉している様が見て取れる。カウフマン氏は興奮した様子で一度、立ち去るが、すぐに踵を返す。その後、徒歩1分のコンビニのATMに立ち寄り、再びX氏と合流すると、引き出した20万円をX氏に手渡すのだった。
煙草の箱と白のトートバッグ
三度目に小誌が彼らを撮影したのは、同年3月10日夜8時45分。自宅近くでX氏と密会したカウフマン氏は、膨れた煙草のボックスをX氏に手渡す。代わりに彼が受け取ったのは、白色のトートバッグだった。カウフマン氏はそれを大切そうに小脇に抱えると、周囲を見回しながら小走りに自宅に舞い戻った。
さらに約1年8カ月に及ぶ取材の結果、小誌は、100通余の通信記録と2人が“取引現場”で交わした会話を記録した3本の音声データを入手した。
それらの物的証拠が浮き彫りにするのは、違法薬物に身を沈めていく巨大企業トップの背徳の履歴である。
◇
10月28日、カウフマン氏の辞任について、オリンパスはHPで次のように説明している。
〈当社は、シュテファン・カウフマン氏が違法薬物を購入していた旨の通報を受け、外部の法律事務所とも相談の上、直ちに事実確認を行うとともに、捜査機関に対して報告し、捜査に全 面的に協力してまいりました。内部調査の結果、当社取締役会は、シュテファン・カウフマン氏が当社の行動規範、コアバリューそして企業文化とは相容れない行為をしていた可能性が高いと全会一致で判断したことから、同氏に辞任するよう求めたところ、同氏がこれに応じ、取締役会が受理した〉
不正会計事件からの立て直しで竹内氏と共に奔走
カウフマン氏は、どのような経歴の持ち主なのか。
1968年、ドイツ・フランクフルトで生まれたカウフマン氏は大学卒業後、ドイツを代表する老舗百貨店「カールシュタット」で組織作りのプロとして経歴をスタートさせる。
2003年5月にオリンパス・ヨーロッパに転職。最愛の妻がオリンパスのカメラの愛好家だったことが、この決断を後押ししたという。2009年に東欧市場の責任者に就いたカウフマン氏は、人事・管理部門に加えて医療事業も担当し、キャリアを順調に重ねてきた。
カウフマン氏を語る上で欠かせない人物が、オリンパス代表執行役会長の竹内氏である。
「2011年、オリンパスは巨額の損失を『飛ばし』という手法で長期にわたって隠し続け、その負債を粉飾決算で処理していたことが発覚。創業以来の危機に直面しますが、その直後に社長に就いた笹宏行氏を取締役として全面的に支えたのが、竹内氏でした。『この会社を変えねばならない』と、不正会計事件からの立て直しを標榜する竹内氏に賛同し、共に奔走してきたのが、カウフマン氏でした」(オリンパス元社員)
竹内氏の後継指名によって2人目の外国人社長に就任
2017年、カウフマン氏は執行役員に就任。その2年後、社長に就任した竹内氏に請われ、日本で単身赴任をしながら仕事に邁進するようになった。その後、同社は祖業の顕微鏡を含む科学事業、カメラなどの映像事業という2つの軸を売却。選択と集中に突き進み、「グローバルメドテック(医療技術)カンパニー」に生まれ変わった。
「15年以上の付き合いである2人は公私ともに親しく、酒を酌み交わす仲です。営業利益率20%の達成が見えた2022年春、オリンパスカラーである青色のだるまに2人揃って目を描き入れたほど」(同前)
竹内氏の後継指名によってカウフマン氏が2人目の外国人社長に就任したのは昨年4月のことだ。経済部記者が次のように評する。
「カウフマン氏の強みは、何よりスピード感。トップダウンによる強い意思決定を掲げています。役員報酬は桁外れで、日本の上場企業の中では14位の11億3800万円です」
そんな世界的企業のトップに君臨した男は、突如、降ってわいた薬物疑惑によって、あっけなく同社を去った。それにしてもカウフマン氏の“パートナー”であるはずのX氏は、なぜ同社に情報提供したのか。
「この2年間、俺は都合良くコキ使われ、しまいには裏切られ、屈辱を受けてきた。あんな人間が世界的企業のトップで良いのか。今では彼に関わって売人を続けてしまったことを深く後悔し、反省しています」
小誌の直撃にX氏は重い口を開き、5時間にわたって全貌を明かすのだった。
2年で3000万円分のコカイン
「彼がどっぷり浸かっていたのはコカインとMDMAでした。昨年9月上旬の段階で、彼の分として確保したコカインは152パケ。もはや致死量を超えていますが、4カ月後の今年1月には全部使い果たしていた。均せば1カ月で35パケ以上の使用量で、取引価格は約500万円。彼は、この約2年間で3000万円近いコカインを使用していた。MDMAは、覚醒剤成分であるメタンフェタミンが入っている『グッチ』や『レッドブルピンク』と言われる“シャブ玉”を好んで使っていました」
カウフマン氏がX氏に送信したテレグラムには、次のような文言がある。
〈MD helps me more to stay focused and awake(私はMDMAに助けられ、集中力と覚醒を維持することができる)〉
X氏が初めてカウフマン氏と対面したのは、昨年1月のことだという。当時、彼はまだ社長ではなく取締役CSO(チーフストラテジーオフィサー)だったが、X氏はこの“上客”の素性を知らなかったと明かす。
「連絡手段として使っていたアプリの別のアカウントに実名の記載があったんです。ネットで検索したところ、オリンパスの取締役であることが分かった。同年4月には社長になることが決定しているという報道があって、本人に伝えたところ『この事実は決して外部に口外しないでほしい』と。それで“契約”を結ぶことになったんです」(X氏)
社長就任を目前に控えて結んだ“悪魔の契約”
契約書には、1カ月でコカイン18パケ、取引価格60万円をレギュラーペイメントとし、年間3回のボーナスには月240万円を支払うという記載がある。こうしてカウフマン氏は社長就任を目前に控え、“悪魔の契約”を結んだのだ。
「昨年3月は仕事が多忙を極め、それに伴ってコカインの発注量も増加。契約上の18パケでは収まらず、月30パケ以上も配達することがあった」(同前)
昨年3月2日午後。カウフマン氏はX氏を新宿区の京王プラザホテルに呼び出した。
「このホテルにはオリンパスの関係者がたくさんいるから話しかけないでくれ」
事前にそう釘を刺されたX氏は、館内でスーツ姿のカウフマン氏と落ち合うと、アイコンタクトで南館1階のトイレに誘導した。
X氏がコカインの入った茶封筒を手渡すと、カウフマン氏は代わりに計50万円が入った茶封筒を差し出してきたという。
「その日の夜には(合成麻薬の)LSDを自宅近くに配達した。その頃のカウフマン氏はもはや歯止めが利かなくなって、港区北青山の高級ステーキ店に俺を呼びつけたかと思えば、コカインに混入した不純物を指摘して『前回のモノと違う。質が低下している』と文句をつけてくることもあった」(X氏)
次第に2人は奇妙な信頼関係を築いていった
2人の関係は緊迫感を漂わせながらも、次第に強固に結ばれていく。
小誌記者の手元には、2人の会話を記録した3本の音声データがある。例えば、昨年3月27日分には、カウフマン氏の次のような発言が残されていた。
「もし我々の(違法薬物に関する)話がバレれば、株価は1000(円)まで下がるよ」(和訳、以下同)
この日、東証プライム上場のオリンパスの株価は2255円。それが半減すると言っているのだ。
「僕はドイツで税金を払っているから、日本の給料はそんなに高くない。給料もドイツにあるから日本ではお金がないんだ。理解してほしい。ドイツから日本へお金を移すことはできないから、お金が増えるのは株を売ることができる来年になるんだ」
昨年4月1日、カウフマン氏が社長に就任すると、すかさずX氏は〈Congratulations〉というメッセージを送信。新社長は〈thank you〉と短く返信した。小誌が入手したテレグラムのカウフマン氏の文面は、ビジネスパートナーに宛てたもののようだ。
〈I believe we have already an agreement for our long term business relationship which works well for both of us.(我々はすでに長期的なビジネス関係にあると思う)〉
〈I will bring you tonight the money for the next delivery…(今晩、次の配達に向けたお金を持ってきます)〉
社長に就任後、カウフマン氏は周囲を警戒し、取引場所に気を遣うようになったという。頻繁に選んだのは、深夜の青山霊園内にあるベンチ。遠方でライトが灯ると、2人は墓石の裏に身を潜めた。取引は毎週3、4回。次第に2人は奇妙な信頼関係を築いていく。
昨年の株主総会の前日にも
「武士道と云うは死ぬ事と見つけたり」
江戸時代中期に書かれた書物「葉隠」。肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、同藩士・田代陣基が筆録したものだ。ある日、カウフマン氏はX氏に対し、同書の箴言を引用し、次のようなメッセージを送信した。
〈samurai-san、武士道を持つように。俺を裏切るな。そして、俺を信用しろ〉
カウフマン氏は、X氏のことを「samurai-san」と呼ぶ。社内の人事を掌握し、トラブルシューターとして辣腕をふるったカウフマン氏はX氏に対し、人情に訴えかける懐柔策を取った。時には〈we are sitting in this boat together(我々は運命共同体だ)〉とテレグラムに書き込んだ。
社長就任後のカウフマン氏にとって6月の株主総会を無事に終えることが喫緊の課題だった。その不安を打ち消そうとするかのように違法薬物の摂取量は急増していく。
株主総会の前日である6月26日夜10時過ぎ。カウフマン氏はくたびれたTシャツに短パンという出で立ちで現れ、X氏からコカインを恭しく受け取った。
翌27日午前10時。新宿区西新宿にある「ヒルトン東京」4階の「菊の間」の壇上に着座したカウフマン氏は、終始社長の相貌を崩さなかった。その日、数百人の株主が一堂に会し、盛況の中で散会に至った。
危機的状況を乗り切ったカウフマン氏は、少しずつ自信を深めていく。
カウフマン氏の肉体の腐敗は臨界点に達しつつあった
昨年7月3日、皇居外苑に臨むパレスホテル東京。カウフマン氏は多数のメディアの記者を集め、記者懇談会を開いた。15社を超えるメディアを前にして、終始上機嫌で未来への展望を口にした。だが、会の終了後に彼が真っ先に身を委ねたのが、ドラッグの誘惑だった。
実は、記者懇談会を終えたカウフマン氏はX氏と密かに落ち合い、デポジット(保証金)の条件が記されたコンディションシートに署名し、さらなる“悪魔の契約”を締結したのだ。
カウフマン氏の自宅には、陶器で作られたコイントレーが置かれている。
底面に描かれているのは、ソファに座ったジーパン姿の男。彼はストローを鼻先に近付け、テーブルに並べられた粉末を吸引している。その隣に座る幼い娘がコップに口を付け、そんな父の姿を冷めた目で見ている。これは、米国のジャンキー一家の一風景を描いた「COKE DAD COIN TRAY」(コカインを吸うお父さんのコイントレー)という作品だ。
去年秋、カウフマン氏がX氏からトレーをプレゼントされると、2人の関係はより深まっていった。
だが、地獄の釜の蓋は、既に大きく開いていた。こうした生活によりカウフマン氏の肉体の腐敗は臨界点に達しつつあったのだ。昨年11月5日、彼はX氏に次のようなメッセージを送信している。
〈私は健康上に問題があり、2週間後にドイツに帰国し、健康診断を受けないといけない。そのため、今夜か明日に、コカインを5パケ配達してほしい〉
薬物の過剰摂取により、既に心臓は悲鳴を上げていた。だが、今年1月中旬に日本に戻ると、ふたたびドラッグを求めた。
金を工面するため絵画の転売について意見を交わした
X氏が言葉を継ぐ。
「健康上に問題があると言いながらコカインを事前に270パケも購入していた。年が明け、今年に入ってからも大量の配達を依頼されました。MDMAは通常、カップルが性的興奮を高めるために利用するものだけど、カウフマン氏はシャブ入りの錠剤を好み、カンフル剤のように使っていた。〈MDが私を助けてくれる。俺は寝たくないんだ〉と。錠剤を身体に入れた後は〈MD good!〉と感想を漏らしていた」
だが、今年4月、カウフマン氏に異変が起こる。
「いよいよ『心電図に問題がある。ストップだ』と、コカインの配達を止めたいと言ってきた」(X氏)
通い詰めた青山霊園内のベンチ。X氏が社長在任期間中のデポジットを求めると、カウフマン氏は次のような話をしたという。
「私の手元には金がない。あなたが絵画を買い付けに行き、それをオリンパスが高値で買い取るというのは良い考えだ」
今年5月頃、X氏はアンディー・ウォーホルの作品を所有する知人に依頼し、カウフマン氏を通してオリンパスに高値で転売するスキームについて話し合った。そして、6月17日。2人はふたたび絵画の転売について意見を交わした。
だが、事件は、何の前触れもなく起きた――。
カウフマン氏の自宅にガサ入れ
翌日午後3時、約20人の捜査員がX氏のアジトがある港区のマンションに突入。覚醒剤が見つかり、X氏は覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された。
時を同じくして、カウフマン氏の自宅にも家宅捜索が入った。だが、薬物使用を控えていたカウフマン氏の自宅から違法薬物は見つからなかった。
「俺はカウフマン氏への売買は一切謳わず、覚醒剤の単純所持と使用などの容疑で起訴されて、後に執行猶予判決を受けた。俺だけが罪をかぶった形だ」(X氏)
オリンパスに一連の経緯について尋ねたが、「捜査中」を理由に回答しなかった。またカウフマン氏の携帯電話に事実確認を求めるメッセージを送ったが、こちらも期日までに返事はなかった。
最後にX氏がカウフマン氏に接触したのは、9月16日のことだ。
午後3時過ぎ、近況を報告する手紙を投函するため、カウフマン氏の自宅に向かったところ、偶然本人と遭遇。そこでX氏は逮捕の経緯を報告した。
すると、カウフマン氏は落ち着きなく周囲を見渡し、「It's over!」と叫ぶと、右手でX氏の左肩を殴打。そのまま自宅方向に逃げていったという。
警視庁は、現在もカウフマン氏の捜査を続けている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年11月7日号)
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