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「バラエティではメンズのボタンを外すことないから…」村重杏奈(26)が初主演映画で最も緊張した“際どいシーン”

文春オンライン / 2025年1月19日 11時0分

「バラエティではメンズのボタンを外すことないから…」村重杏奈(26)が初主演映画で最も緊張した“際どいシーン”

撮影 榎本麻美/文藝春秋

〈 「パパは仕事を3つ掛け持ちして往復10時間車で送迎してくれた」中学時代から一人暮らしをした村重杏奈(26)の下積み時代「めっちゃ不安でした…」 〉から続く

 写真集の発売、そしてバラエティ番組出演など目下大活躍の村重杏奈。初主演映画となる『 悪鬼のウイルス 』公開を目前に控えた今、撮影時のことを尋ねると…。(全3回の3回目/ ♯1 、 ♯2 を読む)

◆◆◆

映画『悪鬼のウイルス』で初主演

――「オトナになったらあの世行き」というコピーが印象的な2025年1月24日公開の映画『 悪鬼のウイルス 』で初主演に抜擢されましたが、ホラーサスペンス映画のオファーがきた時はどう思いましたか?

村重 「まじ? 村重なの? しかも主演?」みたいな。映画も初めてだからどうやって演じたらいいかわからなかったし、原作を読んでみたら「鬼」って出てくるけど、「鬼」って誰がやるの? とか。普段はバラエティ番組が多いので、映画出演は大プレッシャーでした。

 でも、映画の撮影中も並行してバラエティの収録もあったので、プレッシャーに浸る間もなく過ぎていったというか。情緒不安定なくらい、自分がどの感情なのか忙しい日々だったと思います。

カメラが回ってから役に入るタイプ

――映画の撮影期間中は役が抜けない方もいるようですが、村重さんはいかがでしたか?

村重 (松野友喜人)監督に「村重さんは撮影中に役に入るタイプじゃなくて、カメラが回ってから役に入るタイプですね」って言われて、その通りかもしれないって思いました。たとえば名前の呼び方もそうですね。共演者たちは、休憩中もみんな役名で「智樹」とか「颯太」って呼び合ってたけど、村重だけずっと「村重」って自分も周りからも呼ばれるとか。ただ、スタッフさんからそういう人もいるよって聞いて、カメラが回ったときだけ役になり切ることに集中しました。

――村重さん演じる日名子さんと、実際の村重さんではどんなところで違いを感じますか?

村重 日名子は育ちが良くて実家がお金持ち。基本的には芯が強くて清楚ではあるんですけど、変な奴らと絡んじゃって、都市伝説の動画を撮りに行くことになっちゃうとか。たまにいるじゃないですか。一瞬、道を間違えちゃうような子。

 いっぽう村重は、実家は山口の田舎でパパが仕事を3つ掛け持ちするくらい頑張ってくれていたし、自分でもたくましい方だとは思いますよ。でも、危険を感じたら真っ先に帰るタイプです(笑)。そもそも心霊ロケとかお仕事だから行かせてもらいますけど、普段は誘われても行かないですね。

 ちなみに撮影場所は、家もまばらに建っていて、コンビニを見つけたらテンションがあがっちゃう感じ。撮影した時期は、18時には真っ暗で結構寒かったんですよ。それが不安要素にも繋がったし、カメラが回ってないところでもそれなりの雰囲気がありました。

――演じていて大変だと思ったことはありましたか?

村重 話の順番通りに撮影したわけじゃなくて、バラバラに撮っていったんです。日名子は智樹のことが好きで、映画では最後の方で「好き」が爆発しちゃうんですよ。でも撮影は、今日は「好き」が爆発しているのに、明日はそんなに爆発してないとか。そんなあんばいが難しかったです。

とてもやりやすい雰囲気だった撮影現場

――監督からこんなふうに演じてほしいといった要望はありましたか?

村重 それが全然なくて。あった方がまだ楽だなって思うくらい。でも、撮影の途中で「村重さんの本読みを聞いて、僕たち一切不安がなくなりました。僕たちの理想の日名子を作り上げてくれたから、僕たち何も言うことないです」って言ってくれて、あ、良かったって。自分なりに日名子ってどんな子なんだろうってイメージしながら本読みしましたが、大丈夫だったのかなって。

――監督によっては、なかには言葉が厳しい方もいらっしゃいますが、そういう感じではなさそうですね?

村重 監督、私と同じ歳なんですけど、監督としては若いのかな。皆さんの声もちゃんと聞いてくださって、監督も演者もみんなで意見を出し合うような現場でした。「これって普通なの?」ってほかの共演者に聞いたら、いや、違うよって。監督がバーッて喋って進めることが多いって言ってましたが、とてもやりやすい雰囲気でしたね。

危機迫る状況でも下心はある…「演じててめっちゃ難しかった」

――映画では智樹に体の関係を誘うような、少し際どいシーンもありました。

村重 そこ、結構難しかったですね。日名子も下心ありありじゃないですか。鬼と戦うために智樹を誘っているのか。自分の好きの気持ちを優先しているのか。私の中でも迷いがあって、監督にも相談したら「両方あると思います」って。こんな危機迫る状況でも下心はあるっていうのが、演じててめっちゃ難しかったです。でも智樹を演じた太田将熙くんが、「僕、キスシーンもベッドシーンも経験したことあるから、全然大丈夫だよ」みたいなことを言ってくれて、「すみません! いかせていただきます!」って感じでバーッて智樹のシャツのボタンを剥ぎ取ろうとしたけど、めっちゃ緊張しました。

――1回でうまく撮れましたか?

村重 撮れました。バラエティではメンズのボタンを外すことなんてないから、どうしてもバラエティ基準で考えちゃうんですけど。彼はなんてことなく終わってましたが、村重はそのシーンを撮り終えた後、ポッポッポッて感じでしたね(笑)。

――村重さんの中で印象深いシーンはありますか?

村重 牛乳吹き出すシーンかな。鬼が登場して、鬼から逃げ始めたあたりのシーンですが、「ところで君たち、大人じゃないよね」って聞かれて、私が牛乳をバーッて吹き出すシーンがあるんですけど。その前に智樹が牛乳を一気飲みしているシーンがあって、面白過ぎて5回くらい撮り直していて。その状況の後に私の牛乳のシーンの撮影があったので、1回で成功。後から映像を見て、マーライオンみたいに綺麗に吹き出せたので、良かったかなと思います。

撮影 榎本麻美/文藝春秋
ヘアメイク 沼田真実(イルミニ)
スタイリスト 櫻井かおり

(松永 怜/週刊文春CINEMA オンライン オリジナル)

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