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「高級マンションで暮らす兄」と「要介護状態の母親と暮らす弟」…相容れない2人の娘と息子が起こした“ある事件”とは 「満ち足りた家族」を採点!

文春オンライン / 2025年1月21日 17時20分

「高級マンションで暮らす兄」と「要介護状態の母親と暮らす弟」…相容れない2人の娘と息子が起こした“ある事件”とは 「満ち足りた家族」を採点!

©2024 HIVE MEDIA CORP & MINDMARK ALL RIGHTS RESERVED 配給:日活、KDDI

〈あらすじ〉

 ジェワン(ソル・ギョング)は、道徳より物質的な利益を重視する弁護士。高級マンションで、若く美しい妻ジス(クローディア・キム)、高3の娘ヘユンと贅沢な生活を送っている。一方、彼の弟のジェギュ(チャン・ドンゴン)は常に道徳的かつ良心的を信条とする小児科医。人道支援活動に熱心な妻ヨンギョン(キム・ヒエ)、高2の息子シホ、要介護状態の母親と暮らしている。

 相容れない信念を持つ兄弟は毎月1回、妻を伴い高級レストランで会食をする。両親が不在のその夜にヘユンとシホが起こした事件が、それぞれに満ち足りていた2つの家族の運命を狂わせていく。

〈解説〉

『世宗大王 星を追う者たち』に続くホ・ジノ監督作。ヘルマン・コッホのベストセラー小説『冷たい晩餐』を原作に、家族の崩壊を描くサスペンス。109分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆実利を重んじる弁護士の兄と、人柄のいい小児科医の弟。あまりにも対比的なのが気になるが、上等の心理的サスペンス。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆腕力も粘着力も高水準だが、挑発がときに上滑りする。トリッキーな描写に紛れ込んだご都合主義を糊塗しているせいか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆親の立場で観たら出来事の恐怖が身に染みるはず。証拠はどこにやったと再見したくなるほど。陳腐だが心理は現実的。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆数度映画化された原作を巧く韓国的に。罪と罰を親の視点から捉える着想は強い。物語処理は衝撃性と乱暴さが背中合わせ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ソル・ギョングに牽引されチャン・ドンゴンもバランスよく配置。洗練されたワイド画面。筋立てを多く詰め込んだ“晩餐”。

INFORMATIONアイコン

満ち足りた家族(韓国)
1月17日(金)より全国公開
https://michitaritakazoku.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月23日号)

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