米津玄師でもMISIAでもない…圧倒的インパクトで「紅白歌合戦で一番よかった歌手」1位を獲得したのは？

総合司会の4人。（左から）伊藤沙莉、有吉弘行、鈴木菜穂子アナウンサー、橋本環奈（『NHK紅白歌合戦』公式サイトより）

〈 《「紅白で一番よかった歌手」結果発表！〉「いつ聴いても涙が出る」最多出場の石川さゆり、白組トリの福山雅治を抑え、熱いコメントが集まった“男性歌手”とは？ 〉から続く

　大晦日に放送された「第75回紅白歌合戦」。番組テーマには「あなたへの歌」が掲げられ、全46組のアーティストが紅組・白組・特別枠に分かれてパフォーマンスを披露しました。

　今回、文春オンラインでは「《緊急アンケート》紅白歌合戦、あなたが一番よかったと思う歌手は誰ですか？」を実施。12月31日～1月5日の6日間で、20～70代を中心に、392人の投票が集まりました。（※なお1人につき、3組の出場者を選び〔1位5点、2位3点、3位1点〕、合計得点で計算しています）

　それでは、アンケート回答者のみなさんから寄せられたコメントとともに、結果を発表します！（30位〜11位は こちら で公開中）

◆◆◆

10位　Creepy Nuts　

「『Bling-Bang-Bang-Born』は2024年一番好きな歌だった」（40歳・女性）

「2024年の曲と言えばこれ！　曲をかけると5歳の子供が喜ぶので、かなり助けられました（笑）。もっともっと売れてほしい！　国民的アーティストになってほしい2人です」（37歳・女性）

「名前を知っているくらいで、曲は全然聴いたことなかったし興味もなかったけど、すごく良かった。聴き心地の良い声とリズムがかっこよくて、終わった後にYouTubeでまた聴いた。他の曲もチェックしたくなった」（41歳・男性）

「初出場の紅白にふさわしい、シンプルに楽曲を聴かせるステージがよかったです。難しい曲なのに、R指定さんの歌に余裕すら感じられた。子供も真似する振り付けが話題だったので、子供やアニメとのコラボするのかな？と思っていたのですが、2人だけのステージで、こだわりが感じられて、さらに格好良くみえた」（48歳・女性）

「紅白を楽しんでいる様子が伝わってきて、見ていて気持ちよかった」（50歳・女性）

「2024年を代表する曲と言えばこの曲。かなり難易度が高い歌だと思いますが、それを感じさせない歌唱力が素晴らしかったです」（44歳・男性）

9位　こっちのけんと

「白組トップバッターにふさわしい、紅白を盛り上げる曲でした」（57歳・女性）

「いつも聴いている曲だから」（27歳・女性）

「3歳の孫がすごく喜んでいたから」（71歳・男性）

「楽曲を一度聞いたらもう忘れられなくなった。新人で、初出場なのに堂々としたステージ」（48歳・女性）

「紅白まで全く知らなかった歌手ですが、何かエネルギーをくれているように感じました」（75歳・女性）

「今年のホープ。初出場でもいつもと変わらぬ楽しいパフォーマンスを見せてくれました。今年は活動をセーブするようですが、自分のペースで無理せず長く続けてほしい」（63歳・男性）

「心に響いてくる、大好きな歌詞です！　今はゆっくり休んでほしい。活動再開を楽しみに待ってます」（38歳・女性）

8位　藤井風

「断トツの表現力。この人の出場があったから紅白を見た」（57歳・女性）

「ニューヨークの朝日が街を柔らかな光で満たしていく様子は、まるで奇跡のようで、その美しさに心が震えました。藤井風さんは言葉を使いこなし、繊細な感情を伝える才能があると感じました。もともとNHKのニューヨーク・サブカルチャー特集が大好きだったのでうれしかった」（38歳・女性）

「演出も良かったし、何より声がすばらしいから」（51歳・女性）

「紅白の藤井風さんのパフォーマンスはいつも演出が凝っているので、今回も楽しみにしていました。美しい映像で、まるで映画を観ているような満足感がありました。27歳と同世代でもあるので、応援したい」（28歳・女性）

「生中継でニューヨークと繋がっていて、日の出とともに藤井風が歌っているシーンがとても印象的でした。素晴らしかったです」（61歳・女性）

「圧倒的なメロディと個性。ローリング・ストーンズの『友を待つ』のPVの様な演出がよかった！」（61歳・男性）

7位　髙橋真梨子

「心のこもった声、さすが」（65歳・女性）

「歌声が昔から好きで声を聞くだけで気持ちが安らぐ。『for you...』は特に好きな楽曲で良かった」（52歳・男性）

「圧少し掠れた独特の声と年季が入った歌のうまさにしびれます」（77歳・男性）

75歳は紅組の最年長記録

「おばあちゃんが喜んでいた。年を重ねても輝き続けている女性は素敵だと思った。7年ぶりの出場ということで、また出てほしい」（22歳・女性）

「相変わらずの実力。心に訴えかけるその歌声も素晴らしい」（72歳・男性）

「75歳は紅組出場歌手で歴代最年長とのことですが、素晴らしい歌唱力に感嘆しました。まだまだその歌声を聞かせて下さい」（71歳・男性）

6位　氷川きよし

「休業明けということもあってか、鬼気迫るものがあった。さすがの歌唱力でした」（50歳・女性）

「歌に込められた思いの深さに心を打たれました。あらためて歌唱力のうまさにしびれました」（55歳・女性）

「歌い続ける覚悟を感じたから。心が震えた」（45歳・女性）

「何を歌っても上手だけど、この歌は別格。演出も良かった」（58歳・女性）

「歌い続けることへの決意を感じた。とにかく歌が上手い」（65歳・女性）

「きーちゃんで出演かと思いきや、王道演歌で羽織袴姿、これぞ氷川きよしという姿を見せてくれました。全て吹っ切れたかのように、堂々と歌唱する姿に感動しました」（53歳・女性）

「気持ちがすごくこもっていて、魂で歌っていると思いました。正統派の歌がいかにすばらしいかが伝わりました！　涙涙でした。最高です！」（62歳・女性）

5位　MISIA

「これぞ歌手！文句なしで気持ちが届く歌。聞いていて元気づけられる。」（50歳・女性）

「1年の締めくくりはMISIAの歌声でしょう」（52歳・女性）

「テレビ越しでも音の波紋がビリビリと伝わってくるよう。魂のシンガーだなと思う」（27歳・男性）

ずば抜けた歌唱力で紅白をしっかり締めてくれる安心感

「初めてMISIAさんの歌を聴いたのですが、感動しました。『希望のうた』と『明日へ』、どちらもとても良かったです。心に響きました」（84歳・女性）

「MISIAの歌唱力は間違いなく日本一と思うので」（56歳・女性）

「やっぱり、あの変わらない圧倒的な歌唱力！　魂のこもった歌いっぷり！　1年の最後にふさわしい歌を聞かせてくれます！　最近はMISIAの曲を聴くのが楽しみで、紅白を見るくらい。永遠にず〜っとずっと、聴いていた〜い！！」（41歳・女性）

「大トリをしっかり努めることが出来る歌手は本当に減ったと思う。ただMISIAだけは別格。そのずば抜けた歌唱力で紅白をしっかり締めてくれる安心感が半端ない。歌合戦なのだから、最後は最高の歌を持ってきて欲しい。その期待に今年もしっかり応えてくれた」（41歳・男性）

4位　玉置浩二

「圧倒的な歌唱力で聴衆を魅了するので。とにかく歌がうまい」（56歳・男性）

「歌のうまさ！　オーケストラとのコラボが美しかった」（65歳・女性）

「玉置さんの表現力は、いまだに素晴らしい。『悲しみにさよなら』を久しぶりに聞けて嬉しかった」（53歳・男性）

「同郷の北海道出身者びいきになりますが。玉置浩二のコンサートチケット代は大体1万円超えと高額ですが、鑑賞した人は100％『良かった』『感動した』と言うのです。そんなアーティストの生歌唱がテレビで観れるのはうれしいことですね」（57歳・男性）

印象的だったオーケストラとのコラボレーション

「正直『田園』くらいしかちゃんと聴いたことないんですが、テレビで見ると『この人より歌が上手い人っている？』と思ってしまうのが玉置浩二。カリスマ性がすごいし、白髪でもかっこいい」（23歳・男性）

「この人の歌声は唯一無二だし、1曲だけでは足りないと思ってしまった」（49歳・男性）

「歌合戦と銘打っている以上、歌がうまい人が出るべきだと思います。今、一番うまいのは玉置浩二です」（66歳・男性）

「トップレベルの歌唱テクニックと、加齢によって増した表現力で、見事に聞かせてくれました」（74歳・男性）

「声が全く衰えておらず、何年経ってもこの声を維持し続けているプロ根性。またオーケストラの演奏とマッチして素晴らしいパフォーマンスでした」（56歳・女性）

3位　THE ALFEE

「69歳の桜井さん、70歳の坂崎さん、高見沢さんの年齢を全く感じさせない声量は圧巻！　『星空のディスタンス』の1曲だけではもったいない。次回も出演していただきたいです」（57歳・女性）

「41年ぶりの紅白でも、昔と変わらぬ佇まいがカッコよかった」（57歳・男性）

「懐かしかったし、今も変わらないグループの個性、仲の良さにホッとしました。和みました！」（61歳・女性）

50年も友情が続いているのがすごい

「41年ぶり出場とあって注目していました。『恋人達のぺイヴメント』が好きで、繰り返し聴いていた、高校時代の思い出がよみがえります。バンドは個性の強い人が多くて決裂したりすることが多いのに、50年も友情が続いているのがすごい！」（56歳・女性）

「メンバーみんな70歳前後だとは思えない歌唱力。高見沢俊彦のド派手なギターとギターソロも健在。還暦目前の自分なんか『まだまだ』と思わせてくれた。ツーバスがドコドコというバックのドラムもサイコー。素晴らしかったです」（59歳・男性）

「41年ぶりの出場に、デビュー50周年だからという特別感があった。演奏力、コメント力はさすがだと感じた。自分と同世代、高齢者の星」（70歳・男性）

「あの年まで3人で仲間割れもせずやってこられたことに拍手。容姿も歌唱力も保っていて立派」（65歳・女性）

「若かりし頃、海外生活を終えて日本に帰国した日、バスのラジオから流れてきたのが『星空のディスタンス』でした。ハモリも良くて、一気に好きになりました。まさかこんなに大化けして長続きする大御所になられるとは、感無量です。 たかみーさんの麗しの長髪も健在で素敵でした」（62歳・女性）

2位　米津玄師　

「やっぱり特別な才能を感じる。よい歌を作るし、歌が上手い」（65歳・女性）

「『虎に翼』のオープニングで毎日聞いてましたが、やはり本人の生の歌声は最高ですね。ドラマ出演者が盛り上げる映像も良かったです」（71歳・男性）

「『さよーならまたいつか！』は人生のベストソングに入ると思う。軽快なメロディーと、怒りを孕んだ力強い歌詞。寅子たちが一人一人の“権利”のために戦った『虎に翼』から100年後の世界で、私たちはどうやって生きていくのか。曲を聴くたびに襟を正す。名曲」（29歳・男性）

「『虎に翼』が好きで毎朝聴いていた。久々に聴けて幸せ！　ドラマのメンバーがほとんど出てきてて、懐かしかったわあ。寅ちゃんの『はて？』も聞けて最高！　米津さんは相変わらず存在感があります」（65歳・女性）

「大ファンです。『虎に翼』をずっと見ていましたし、以前から米津さんの歌が大好きです」（73歳・女性）

『虎に翼』キャストとのステージが絶賛

「とらつば大好きだった。劇中で亡くなってしまうキャラクターの役者さんも出てきて、皆が揃っていてうれしかった。続編やらないかなぁ」（48歳・女性）

「『虎に翼』は主題歌も含めて、毎朝の楽しみでした。『さよーならまたいつか！』は、米津玄師さんを好きになるきっかけの曲になりました」（70歳・女性）

「大好きなドラマ『虎に翼』のキャストとのコラボ、嬉しかった。最後のピースポーズも米津さんと伊藤さんの2人揃って。嬉しすぎた」（55歳・女性）

特別企画で6年振りの出演

「声とか歌詞とか、この人にしか出せない世界観が好き。繊細そうな印象もあるので、無理せず、働きすぎずでいいから、長く活動し続けてほしい」（26歳・男性）

「久々に紅白歌合戦で米津玄師さんを見れたことが嬉しかったです。朝ドラ仕立ての演出も良かったですし、パフォーマンスの撮影場所*も綺麗でした。次回はNHKホールで歌う米津玄師が見たいです」（31歳・女性）
*『虎に翼』のロケ地にもなった、名古屋市市政資料館

「俳優陣とのコラボステージの構成が完成度が高く感動しました。米津さんの誰にも真似できない才能や雰囲気と、それを包み込むような俳優陣の優しさを画面から感じました。NHKのスタッフ陣が本当にこの作品を愛していたような雰囲気も感じてほっこりしました」（48歳・女性）

1位　B'z

「いやもう文句なしでしょ！」（64歳・女性）

「司会の橋本環奈ちゃんも喜んでいてよかった。『おむすび』、引き続き見ます！」（40歳・女性）

「事前収録の『イルミネーション』だけかと思いきや、なんと生出演でさらに2曲も披露！　 NHKもやるときはやりますね」（43歳・男性）

「1曲だけかぁと思っていたら、まさかの3曲歌唱。『ultra soul』はやっぱり盛り上がりますね。視聴者は皆自宅のテレビの前で『ハイ！』と叫んだと思う」（57歳・女性）

「お父さんが涙目になってた。家族みんなで『ハイ！！！』と叫んだ。たまには実家に帰省するもんだな～と思った。忘れられない大晦日にしてくれたB'zに感謝！」（24歳・女性）

「さすがとしか言いようがなかった。紅白という舞台でもいつものライブみたいな余裕があったし、場を盛り上げる力がずば抜けていた。あれだけ数多く曲を持ってる中でも特に盛り上がる2曲を持ってきたのが良かった」（41歳・男性）

「稲葉さんかっこよすぎる……。松本さんと肩を組んだところが胸アツだった」（33歳・女性）

「『ultra soul』がとにかく盛り上がった」（57歳・男性）

「マイクトラブルをものともせず、さらっとやり切った！　長いライブ活動で、あらゆることが想定できている余裕を感じた」（56歳・女性）

「朝ドラの主題歌を歌うだけかと思っていたけど、生で歌が聞けたことには驚いたし良かった」（40歳・女性）

「LOVE PHANTOM」「ultra soul」をサプライズで披露

「B'z、凄まじかったです。大トリでも良かったぐらい、テレビを観ていても興奮しました。観客と一体になった『ウルトラソウルッ！』『ハイ！』。痺れた〜」（46歳・女性）

「こんなに実力と人気があるのに、スタンディングオベーションが起きた時のおふたりの嬉しそうな顔ったら！　トリに持ってきて欲しいくらいでした」（64歳・女性）

「世代ですが特にファンではありませんでした。しかしながらサプライズでのNHKホール登場、歌・演奏・会場の盛り上がりを見て鳥肌がたちました。長年第一線で活躍し続けるのには理由がある、そう思いました」（54歳・女性）

「『イルミネーション』1曲で終わるわけがないよなと期待してたら、期待以上。機材の不具合なんて、B'zにかかれば、かすり傷にもならない。最高なステージを見れました！」（53歳・男性）

「圧倒的存在感による圧巻のパフォーマンス。30代以上はほとんど知ってるであろう、『LOVE PHANTOM』『ultra soul』で会場をロックした。画面越しからでも会場の熱気が伝わりました」（39歳・男性）

「紅白でパフォーマンスが見られるとは思わなかった。マイクトラブルを感じさせなかった稲葉さんの歌唱力はさすが」（65歳・男性）

「死ぬまでにやりたいことが一つ増えた。『B'zのライブに行くこと』！！！」（16歳・男性）

「レア感もあり、とにかく痺れました。年末に嬉しいプレゼントでした」（61歳・女性）

「B'zは大晦日は働かないと言われていたのに、朝ドラ主題歌の後に、まさかの２曲を生演奏。圧倒的な歌唱と演奏力。2024年の紅白の全てを持って行った。圧巻でした」（59歳・男性）
*「ultra soul」作詞：稲葉浩志 作曲：松本孝弘

（「文春オンライン」編集部）