1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

箱根駅伝V8・青山学院大 “宇宙人”太田蒼生&“オシャレ番長”鶴川正也が女性人気トップ2なワケ

文春オンライン / 2025年1月20日 11時0分

箱根駅伝V8・青山学院大 “宇宙人”太田蒼生&“オシャレ番長”鶴川正也が女性人気トップ2なワケ

「あいたいね大作戦」を掲げた原晋監督

 青山学院大が8度目の総合優勝に輝いた箱根駅伝。

「21年目のシーズンですけど、最高のチーム」

 原晋監督にそう言わしめた出走者たちも、名物指導者に劣らず個性派揃いだ。

◆◆◆

毎回おいしいところを持っていく、“宇宙人”の太田

 出走メンバーのうち、4年生は6人。往路で視聴者の目を釘付けにしたのが、左手薬指に指輪を光らせて4区を走った太田蒼(あお)生(い)だ。

「往路の優勝会見で『彼女との指輪です』と“婚約発表”。お相手については明かしませんでしたが、指輪は昨年11月に作ったといい、彼女の両親からは結婚の承諾を得ているそうです」(駅伝担当記者)

 最終学年の今年は日本人歴代最速のタイムで区間賞。

「箱根には滅法強く、1年生から皆勤。昨年は3区で学生最強ランナーと言われる駒大の佐藤圭汰選手に競り勝ち、優勝を引き寄せました。箱根で毎回おいしいところを持っていくので、チームメイトからは“太田劇場”と称され、奇想天外な言動が“宇宙人”と呼ばれることも」(同前)

 閉会後に放送された日テレの特別番組では、原監督が太田の強みについて「ナルシスト。ゾーンに入ることができる」と評し、本人も「自分が大好きです」と追認。漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの大ファンでもあり、7区を走ったけん玉の達人・白石光星と共に、優勝旅行先としてジョジョ第5部の舞台でもあるベネチアを原監督に所望してみせた。

いつもモテモテ、“オシャレ番長”の鶴川

 その太田と“駅女”人気を二分するのが、3区で出場した鶴川正也だ。駅女とは、大学駅伝界隈で“推し活”をする女子のこと。そんな駅女の1人が語る。

「他の大会や記録会にも駅女が押し寄せますが、イケメンの鶴川くんはいつもモテモテ。ファッションセンスの高い“オシャレ番長”としても知られます。インスタグラムでは私服姿も見られますが、あえて無印良品のレディースTシャツでシンプルにコーデするなど、かなりの上級者です」

実は苦労人! 鶴川の成長

 先の箱根特番では5区の若林宏樹から「私生活がちょっと乱れてて(笑)」と、チャラさが仇となってかインスタをブロックされていることが明かされた。そんな鶴川も、実は苦労人。故障に泣かされ、今大会が最初で最後の箱根出場だった。前出の記者の話。

「一時期は陸上をやめようと考えたこともあったようですが、昨秋の出雲、全日本の両駅伝で区間賞。原監督から『エース』と言われるまでに成長しました」

大会スポンサーが渋い顔をした裏話

 山下りの6区で区間新記録を達成し、今大会から新設された大会MVPを獲得した野村昭夢には、シューズを巡る裏話が。大会関係者が打ち明ける。

「ゴール後のインタビューで、前夜チームメイトに寄せ書きしてもらったアディダスのシューズを掲げながら感謝を伝えた。ただ、大会スポンサーの1社はミズノ。青学がアディダスとパートナーシップ契約を結んでいるとはいえ、ライバルメーカーの大きな宣伝になってしまい、ミズノ関係者は渋い顔でした」

青学選手の強み

 個性派軍団をまとめ上げた主将が、9区を走った田中悠登だ。卒業後は故郷に戻り、福井放送のアナウンサーとして表舞台に立つ。

「アナウンススクールに通う時間はなく、寮の住所にちなんだ『中町2丁目ニュース(NNN)』を名乗って、SNSで実況やニュース原稿を読む練習をしていました。チーム内では鍋奉行としても知られます」(青学関係者)

 箱根駅伝の出場経験があるスポーツライターの酒井政人氏が指摘する。

「青学に入る選手は『箱根駅伝で優勝したい』というモチベーションが他の大学より高い印象。全員が同じ目標に向かって突き進むところが強さだと思います」

 一方で閉会後、原監督は数年先の引退を示唆。個性豊かな面々を率いた監督稼業も、ゴールテープ目前?

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月16日号)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください