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大谷翔平も同席した佐々木朗希(23)とドジャースの最終面談に、山本由伸がいなかった“意外な理由”「移籍のキーマンは大谷ではなく…」

文春オンライン / 2025年1月21日 7時0分

大谷翔平も同席した佐々木朗希(23)とドジャースの最終面談に、山本由伸がいなかった“意外な理由”「移籍のキーマンは大谷ではなく…」

佐々木朗希投手 ©︎時事通信社

 プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(23)がポスティングシステムによる移籍で、ドジャース入りを決断した。

 大リーグでは25歳未満のドラフト対象外の海外選手はマイナー契約しか結べないため、資金力に乏しい球団にも獲得のチャンスが生まれ、全30球団のうち実に20球団がその意思を表明して8球団が1次面談に進んだという。

 佐々木がロッテとの契約更改交渉でメジャー志向を公にしことで表面化した昨オフから注目されてきた去就は結局、当初から本命と目されていたドジャースに落ち着く形になった。

 2022年に史上最年少の20歳で完全試合を達成した最速165キロ剛腕の決断には、23年のWBCでともに戦った大谷翔平と山本由伸投手の存在や、ドジャースが誇るメジャー有数の育成システムもあったが、それ以上に「巨大ビジネス」への思惑が絡んでいたようだ。

「佐々木とドジャースの間で密約があるという説は根強くありました」

 1月18日朝、佐々木がインスタグラムに投稿した移籍報告は「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」というシンプルなもので、ドジャースを選んだ理由は書かれていなかった。

 この状況について、米球界で活動する大手マネジメント会社の代理人はこう指摘する。

「佐々木とドジャースの間で密約があるという説は根強くありました。交渉期間に入る前に、佐々木の代理人サイドは公平な争奪戦だと発信していましたが、半信半疑で獲得に乗り出した球団もあったのが事実です。結局最後まで、佐々木がドジャースに移籍することを前提に話が進んでいるのではないかとの疑念は消えませんでした」

 最終面談に残ったのはドジャースに加え、パドレス、ブルージェイズの3球団。パドレスにはWBCでチームメートだったダルビッシュ有、松井裕樹両投手が所属しており、ブルージェイズも大谷の争奪戦の最終局面で、大谷が本拠地トロントに飛んだという誤報が出るほど有力候補だった。しかしこの2球団に移籍する可能性はほぼなかった、という見方も強い。

「佐々木サイドは実際はほとんど迷っていないでしょう。報道が錯綜することは想定内で、それさえも出来レースではないことを示すための印象操作だった可能性もあります。代理人が情報をコントロールするのは難しいことではありませんからね。案の定、終わってみればやっぱりドジャースでしたし」(前出・代理人)

ドジャースとの最終面談に大谷はいたが山本がいなかった理由

 佐々木のドジャース移籍が本命視されていた理由の1つに、山本由伸の存在があった。2人の代理人は同じジョエル・ウルフ氏で、家族ぐるみの交流があり、佐々木が某大手広告代理店を山本に紹介したという証言もある。

 佐々木とドジャースの最終面談には大谷やムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手が出席したが、山本が不在だったことにも理由があったという。

「いつも連絡を取りあっているからこそ、わざわざ最終面談に出席する必要もなかったのでしょう。事前に山本からドジャースの情報を得ていたのは間違いないと思います。ドジャース移籍のキーマンは、大谷ではなく山本と言っていいでしょう」(前出・代理人)

 そしてもう1点、移籍を後押しした要素として佐々木の兄が所属するとされる大手広告代理店の存在を挙げた。

「この広告代理店は五輪ビジネスが生業の1つ。そして次回のオリンピックはロサンゼルスです。そのロサンゼルスを本拠地とするドジャースに所属する佐々木のマネジメント業務を担っていることは、ビジネス上でも大きな強みとなるはずです」

メジャーリーガー初参加の可能性が取り沙汰されているロス五輪

 ロサンゼルス五輪は2028年の夏開催。佐々木はそのとき26歳で、投手として完成する時期に差しかかっているだろう。さらにロサンゼルス五輪では、2024年のパリ五輪で行われなかった野球が復活予定で、会場はドジャースタジアムが有力だ。

 五輪は大リーグのレギュラーシーズン中に開催されるため、過去にはメジャーリーガーが参加したケースはない。しかしロサンゼルス五輪では競技発祥国でのビッグイベントとあって、メジャーリーガー初参加の可能性が取り沙汰されている。

 MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーも「協議の余地はある」と語り、五輪に見向きもしなかったこれまでとは一線を画す見解を示した。

「五輪へのメジャーリーガー参戦の機運はかつてないほど高まっています。アメリカが地元で他国に金メダルを持って行かれるわけにはいかないので、威信をかけて最強チームを編成しようとするかもしれません。そうなると、日本メジャーリーガーも参加可能となります。もし佐々木がお膝元のロスに本拠地を置く名門ドジャースの一員として五輪に出場すれば最大の注目を集めることになり、広告代理店にとってはこれ以上ない商機になる。佐々木や山本のスポンサー契約はもちろん、日本代表チームを巡るビジネスでも優位に立てるのではないでしょうか」(前出・代理人)

 この広告代理店は、ロッテに佐々木のポスティング移籍を容認させた際も絡んだとされている。代理人は「五輪ビジネスが佐々木の移籍のキモだと考えていたので、佐々木のドジャース入りを疑ったことは一度もありません」と言い切った。

(木嶋 昇)

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