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「観た?」「ごめん〜観てないの」B'z稲葉浩志が紅白後に連絡した女性とは?〈中継に映らなかった紅白歌合戦の“舞台裏”〉

文春オンライン / 2025年1月21日 11時0分

「観た?」「ごめん〜観てないの」B'z稲葉浩志が紅白後に連絡した女性とは?〈中継に映らなかった紅白歌合戦の“舞台裏”〉

マイクトラブルがあったものの、動じない圧巻のパフォーマンス(『NHK紅白歌合戦』公式Xより)

〈 「ホールは立ち入り禁止に」星野源“曲替え圧力”の真相、「B'z極秘リハ」では…紅白歌合戦、テレビに映らなかった舞台裏で何が起きていたのか 〉から続く

 昨年大みそかに放送された「第75回NHK紅白歌合戦」。第2部の平均世帯視聴率は32・7%(関東地区、ビデオリサーチ)と4年連続で40%割れだったものの、前年を上回る結果となった。「週刊文春」が報じていた、紅白の知られざる“舞台裏”とは?( #1から続く )

 (初出:「週刊文春」2025年1月16日号。年齢、肩書は当時のまま)

◆◆◆

  “極秘リハ”を終えて迎えた本番 、朝ドラ「おむすび」主題歌の『イルミネーション』に加え、代表曲『LOVE PHANTOM』と『ultra soul』をサプライズで披露したB'z。

 しかし、味な演出の一方でハプニングも発生。生歌唱の出だしにマイクに音が入っていない場面があった。稲葉による圧巻のシャウトで事なきを得たが、「技術的なミスは他にも起きていた」と、あるスタッフは指摘する。

「Superflyの時があまりにも酷かった。クレーンカメラがボーカル越智志帆さんの顔にかかる、照明が強すぎて白トビして越智さんの顔が見えなくなる、といったミスが続出したのです」

 午後10時台は昭和世代向けのナンバーが並んだ。そのトップバッターは南こうせつ(75)とイルカ(74)。南が「テレビの前のおやじさん、ギターを持ってきて!(コードは)Eマイナーで」と呼びかければ、イルカは「私の曲はFだからきっと挫折した人もいたでしょ」と続ける。それぞれの名曲『神田川』と『なごり雪』をスペシャルセッションし、70年代フォーク世代の涙を誘った。

 団塊世代直撃のオファーの裏でNHKはあるレジェンドの“一夜限りの復活ライブ”を画策したという。

紅白オファーを一蹴したレジェンド歌手

「2人のフォーク仲間で22年に音楽活動を引退した吉田拓郎さん(78)です。イルカさんは事前取材会で拓郎さんのサプライズ登場について聞かれ『“家で酒でも飲んでらぁ”っていうのがらしいかもしれない(笑)』と話していました。彼女の読み通り、拓郎さんはオファーを一蹴したそうです」(文化部記者)

 続いて昨年10月に亡くなった西田敏行(享年76)を偲び、ゆかりの深かった松崎しげる(75)、竹下景子(71)、武田鉄矢(75)、田中健(73)の4人が、西田のヒット曲『もしもピアノが弾けたなら』を歌った。

「昭和の香りがプンプンするねえ」

 本番前、楽屋には4人にイルカと南の2人が加わり、“昭和組”の記念撮影を行った。松崎が「昭和の香りがプンプンするねえ」と口にすると、南が「それイイね! 本番で言おうかな」と応じ、6人は旧交を温めた。田中健が回想する。

「西やんとお酒を飲んだり年越しそばを一緒に食べたりした思い出話に花が咲いた。本番は西やんが紅白に初出場した時の歌唱映像に合わせて歌ったのでテンポを取るのに必死でした」

 松崎しげるが続ける。

「健坊(田中)は慣れてないから、『本番はオレが横について(ソロパートの)頭は一緒に歌おうな』と言ってリラックスさせていたんだけど。西やんの映像が目に入ってきたら色々な思い出が蘇ってきて逆にこっちがこみ上げてきちゃって。不遇の時代からの無二の親友だったから」

 西田は生前、『もしもピアノが弾けたなら』を、「詩を朗読するような歌」と語っていたという。

「西やんが歌うと、風景が目の前に立ち上がってくる。彼から歌とは何かを教えてもらった。これからも歌い継いでいきたい」(同前)

 年が明けても紅白の熱気が冷めやらぬ町がある。岡山県北部、人口10万人が暮らす津山市。市内の小さな化粧品店「イナバ化粧品店」はB'z 稲葉の生家だ。

息子から「観た?」って連絡があったけど…

 店頭に立つのは87歳の母・邦子さん。1月5日、小誌記者が店を訪ねた。邦子さんは「言いたくないんだけど」と切り出し、苦笑交じりに“告白”した。

「息子から『観た?』って連絡があったけど、『ごめん〜観てないの』って。最初の方(スタジオ歌唱)までは見よったのに(生パフォーマンスした)あの一瞬だけ寝とんねんな」

 まさかのイチブトゼンブ! 1月4日の初売りは全国からファンが押し寄せ大盛況だったという。邦子さんは紅白効果についてこうしみじみと語った。

「やっぱり紅白の値打ちってあるんだなと思う。今までB'zをよく知らなかった人が店にやって来て『家族全員で立ち上がったよ』とか言ってくれて。みんなが喜んでくれているから成功だ。息子も『無事に済みました』って言うてました」

 NHK放送100周年を迎える2025年。

「特別司会という形でタモリ(79)と黒柳徹子(91)が出るのではないか。タモリと交友がある隠居中の井上陽水(76)出演の後押しになるかもしれない。復活しつつある中森明菜(59)の出場も現実味を帯びてきた。今年は矢沢永吉(75)、岩崎宏美(66)、ゴダイゴがデビュー50周年を迎えます」(芸能デスク)

 年末のサプライズに早くも期待がかかる。どんな可能性もZEROではない。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月16日号)

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