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中居正広“9000万円女性トラブル” フジテレビ側の危機対応から浮かび上がる「テラスハウス」木村花さん自死事件との共通点《文春記者が解説》

文春オンライン / 2025年1月21日 18時0分

中居正広“9000万円女性トラブル” フジテレビ側の危機対応から浮かび上がる「テラスハウス」木村花さん自死事件との共通点《文春記者が解説》

中居正広 ©︎時事通信社

 昨年末から「9000万円女性トラブル」が報じられている元SMAPの中居正広(52)。これまで「 週刊文春 」は、中居と芸能関係者X子さんとのトラブルにフジテレビの編成部長であるA氏が関与したと報じてきた。

 だが、フジテレビは12月27日に発表した声明文の中で、〈当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません〉と主張。1月17日に行われた記者会見の場でも、港浩一社長は「少なくともうちは関与していない」とコメントし、あくまで全面否定の姿勢を貫いた。

「テラスハウス」木村花さん自死事件との共通点

 こうしたフジテレビ側の対応にはどのような問題があるのか。「 中居正広『9000万円女性トラブル』新たな被害者が爆弾告白 」と題する記事で、フジテレビアナウンサーの水谷愛子さん(仮名)への取材を担当したD記者が解説する。

「港社長のコメントに接して、個人的に思い出したことがあります。それは以前、『テラスハウス』というフジテレビの番組で、プロレスラーの木村花さんが番組放送期間中に自殺した事件を取材した時のことです」

 女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が自死を遂げたのは、2020年5月のこと。木村さんは2019年9月から「Netflix」で配信されていた人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演し、番組内での言動に関して、SNSで誹謗中傷を受けていた。

 2022年12月、木村さんの母である響子さんは、フジテレビと制作会社2社に計約1億4000万円の損害賠償を求めて訴訟を提起。裁判は今なお続いている。

「このときもフジテレビは、木村さんを自殺にまで追い詰めた自社および制作会社のスタッフを守るという姿勢でした。キャスティング権を有する側は守るが、出演者である木村さんは守らなかったのです。

 今回も、キャスティングされる側の立場であるX子さんが傷ついている。ですが、そこはどこまでも守らないというか、あくまで自分たちの会社の人間を守るという姿勢ですよね。そこは、木村さんの事件と共通しているかなと思いました」(D記者)

 フジテレビは今後、どのような対応策を講じていくのか。同じ過ちを繰り返してはならない。

「 週刊文春 電子版 」では、D記者が出演する解説番組「文春記者トーク」を配信している。水谷さんが証言したA氏の“卑劣な手口”の詳細、水谷さんとX子さんのケースの“共通点”など、中居正広“9000万円女性トラブル”取材の舞台裏を解説している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)

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