「穏やかな日常が、2017年を機に…」小室佳代さん(58)が自伝本に込めた“眞子さんへのメッセージ”
文春オンライン / 2025年1月29日 6時0分
渡米説もあった佳代さん
数多の書籍が生み出される現代において、突如として巨大通販サイト上にアップされたそのお知らせは一見、何の変哲もない1冊の本の予約受付に過ぎないように映った。著者が、“将来の天皇の義兄”を産んだ女性であることを除けば。
◆◆◆
7年超の沈黙を破って、自伝出版
自伝出版が明らかになったのは、小室佳代さん(58)。NY州弁護士として活躍する小室圭さん(33)の母親である。タイトルは「ブランニューデイ あたらしい日」。既に予約受付が開始され、発売は2月6日。版元は内外出版社(東京・台東区)だ。
「今年で創立66年を迎える出版社で、自動車や釣り関連の雑誌を発行しており、自動車雑誌業界では老舗です。書籍はビジネス本や自己啓発本が中心。佳代さんが同社を選んだ理由として『週刊誌の版元を避けたのでは』とも言われています」(出版関係者)
2017年12月、佳代さんと元婚約者X氏との金銭トラブルが報じられて以降、公の場で語ることは一切なかった佳代さん。7年超の沈黙を破って刊行される自伝の紹介文では、圭さん誕生からこれまでに〈いくつかの心を揺さぶられる出来事〉があり、〈書き留めておきたいこと〉に気付いたとされる。
佳代さんの料理へのこだわり
とくに滲むのは料理へのこだわりだ。自伝には自筆の料理イラストも掲載されているといい、〈「料理をつくることは生きること」――佳代さんの料理に込めた想いは、人生の糧とも言えるでしょう〉。著者プロフィールにはわざわざ“鎌倉山のドイツ家庭料理店でドイツ人店主から料理を習った”と記す。
かつて圭さんが通っていた絵画教室の仲間にも、
「いつかドイツに留学して、料理やお菓子作りを勉強したい」
と語っていた佳代さん。
「佳代さんは以前から、料理に自身のアイデンティティを見出そうとする傾向があった。幼い圭さんを連れて通っていた喫茶店では『私もこんな店を出したい』と語り、夫の自死の後に勤め始めた先も老舗の洋菓子店だった。元婚約者のX氏に対しても、献身的に手料理を振舞うことで関係を深めていました」(宮内庁担当記者)
実際、佳代さんが婚約期間中だった11年にX氏に送ったメールには、
〈ボルシチを作りました 今晩お届けに上がります〉
〈ビーツの酢漬けは又後日お持ちいたしますね〉
などと、家庭料理の域を超えたメニューが並ぶ。
「翌年、X氏が婚約解消の意思を伝えた際には、佳代さんが『私が毎日料理を作らなかったからいけなかったのかしら』と口にしたほどでした」(同前)
眞子さんへ送りたいメッセージ
母の教えを受け継ぐのが圭さんだ。米ロースクール時代は自炊生活で「知人にホームパーティに呼ばれた際にはクッキーを焼いてきた」(NY法曹関係者)ことも。そして“嫁”の眞子さん(33)も……。
「結婚前はほとんど料理をしたことはなかったはずですが、21年の渡米後は果敢に挑戦しているようです。渡米直後には、スーパーや鮮魚店で買い物をする姿がしばしば目撃されていました」(前出・記者)
鮮魚店で眞子さんは、店員に「焼き魚にしたい」「スシ・スタイルでも食べられるの?」と尋ねるなど、レパートリーを増やそうとしている様子だった。
「今回、佳代さんが自伝で綴ったとされる『料理をつくることは生きること』という思いも、姑として眞子さんへ送りたいメッセージなのでしょう」(同前)
自伝で“暴露”する可能性
一方、自伝の著者プロフィールには気になる一節も。
「わざわざ『穏やかな日常が、2017年を機に人生が大きく変わっていく』と記されている。婚約延期騒動を指しているのは明らかです」(宮内庁関係者)
この時期、佳代さんと圭さんは複数回にわたって秋篠宮邸を訪れ、金銭トラブルについて釈明したが、秋篠宮ご夫妻の納得は得られなかったという。
「これ以降、秋篠宮ご夫妻は不信感を募らせ、母子と疎遠になった。佳代さんからすれば、騒動の渦中に何ら助けてくれなかった秋篠宮ご夫妻に見放されたと感じていてもおかしくありません。そのため、自伝で秋篠宮ご夫妻とのやりとりの一部始終やご夫妻への思いが“暴露”される可能性もあるのです」(同前)
版元である内外出版社の清田名(な)人(びと)社長に尋ねた。
――出版の経緯は?
「私は担当してないのでわからないです。ご本人とも会ったことない。ただ(編集者が)出したいということで、いいですよと。(内容は)基本的にエッセイだそうですよ。あなた方が期待しているような内容ではありません」
佳代さんの“あたらしい日”の1頁に綴られるのは、果たして。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月23日号)
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