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「『金髪の中学生はダメだ』って声もあるけど…」別室登校だった中3のギャルモデル(15)が語る、校則への思いと意外な進学先〈元小学生ギャル〉

文春オンライン / 2025年2月1日 11時0分

「『金髪の中学生はダメだ』って声もあるけど…」別室登校だった中3のギャルモデル(15)が語る、校則への思いと意外な進学先〈元小学生ギャル〉

〈 〈元小学生ギャル〉髪色問題→教室に入れず…中3になったギャルモデル(15)が明かす、金髪から黒髪にした理由「このまま卒業するのは寂しい…」 〉から続く

 公立中学校に通いながら、ギャル雑誌『egg』の専属モデルとして活躍しているじゅなさん(15)。

 髪色の問題から他の生徒と一緒に授業を受けられていないことを明かしていたじゅなさんに、中学3年生になった現在の状況や進学先、将来の夢などについて聞いた。(全2回の2回目/ 最初 から読む)

◆◆◆

小中学生での金髪・メイクに対する否定的な声もあるが…

ーーもうすぐ卒業ですが、中学校生活で一番印象的だったことは?

じゅな 黒髪にして教室登校になったことですね。1年生の時からモデルとして活動していたので、髪色の部分は絶対譲れなかったんですけど、中学生活は一度しかないので、大人になった時に後悔しないようにと思って。

『egg』も同世代のモデルたちがたくさんいるから学校みたいな感じなんですよ。でも、一応仕事だから、ちょっと違うじゃないですか。

 他のモデルの子で、普通に学校に通っている子の話を聞くと、いいなと思うこともあって。絶対譲りたくなかった金髪から黒髪にするのは少し迷いがあったんですけど、今はしてよかったなと思います。

ーーじゅなさんが金髪のため、別室登校しているということに、SNSでは賛否両論ありました。それについてはどう感じていましたか。

じゅな 「金髪の中学生はダメだ」とか、「学校の対応が大変」だとかいろんな声があったんですけど、あまり気にしていなかったですね。校則を守らなければ、そういう対応になるのはしょうがないかなと思います。

 ただ、大人になったら髪染めたりするし、モデルという活動をしていると、見た目が大事になってくるので、今後は校則も変わってくるんじゃないかと思います。実際、他のモデルで金髪でも普通に教室で授業を受けている子もいるので。

 小学生や中学生で髪を染めるのは良くないという声もあったんですけど、ちゃんとケアしていれば問題ないんじゃないかと思います。髪染めたり、化粧するようになったことで、ヘアケアやスキンケアに興味を持って、髪の手入れにも力入れていますし。逆に美意識が高まったのかなって。

ーー黒髪にしてからSNSなどで何か言われましたか。

じゅな 「結局戻すのか」みたいなのはあったと思うんですけど、直接何か言われたことはないですね。髪を染めていた時は学校で、「鬼が来た~」とか言われることはあったんですけど、今は特にないです。

小学生ギャルモデルの先駆者が高校生に

ーー以前、小学生ギャルにインタビューした際に、憧れのモデルとしてほとんどの方がじゅなさんの名前をあげていました。小学生ギャルモデルの先駆者としてどう思いますか。

じゅな めっちゃ嬉しいです。私が小学生の時はギャルが周りに全然いなかったので。今は小学生ギャルモデルの雑誌もできて、テレビにも出るようになったし。

 ただ、中学生になると校則も厳しくなるので、私みたいに別室登校になったりもするのかなって。中学生でもギャルモデルを続けるとなると、そこが難しいところだと思います。校則について悩んでいる後輩ギャルモデルがいたら、私の経験も参考にしてほしいなと思います。

ーー春から高校生になりますが、進路は決まったのでしょうか。

じゅな 渋谷にある「渋谷女子インターナショナルスクール」に進学することになりました。

ーー決めた理由は何でしょうか。

じゅな 地元の高校に行くことも考えたんですが、それよりも渋谷の学校に行った方がギャルとしてはいろんな経験ができそうだなと思ったのと、英語やSNSの勉強ができるところが魅力的だと思いました。あとは制服が可愛いのも決め手の一つですね。

ーーTikTokなどのSNS動画の企画・編集・分析をする授業やメイク講座など、幅広い授業があるそうですね。

じゅな そうですね。これからの時代を生き抜くのに必要な力や技術を磨けるのもいいなと思いました。動画編集の授業もあって、今通っている先輩はシブジョが紹介してくれた企業の動画編集のアルバイトをしていたりして。

 あと、英語がずっと苦手だったんですけど、ここでは文法とか単語を覚えるっていうより、コミュニケーションを通して会話力をあげていく授業もするみたいで。卒業する頃には話せるようになっていたらなって。

ーー校則はあるのでしょうか。

じゅな 挨拶をするとか、ありがとうを言うとか、いじめはしないとか、基本的なところはありますが、見た目に関する校則はありません。髪を染めてもいいし、制服を着なくてもいいし、すごく自由みたいですね。

 入学式や修学旅行も自分たちで決めるみたいで。去年の入学式はお笑い芸人のクロちゃんを呼んだと聞きました(笑)。入学式って自分たちのためにあるけど、実際は形が決まっているじゃないですか。それだと参加するだけになってしまうから何事も主体性を持って取り組もうということみたいです。

ーー授業はオンラインではなく対面ですか?

じゅな そうです。毎日授業があります。家が茨城なので、電車で毎日通うことになると思います。一応寮もあるみたいなんですけど、今のところは考えていないですね。

 通信制のサポート校だと月に数回いけばいいところもありますが、シブジョはオフラインでのリアルなコミュケーションを大事にしているようです。

ーー商業施設の中に学校があるので、結構外から見ている観光客の方も多いですよね。

じゅな そうですね。ショッピングモールの中に学校があるのは珍しいと思います。校長先生曰く、教室から一歩外に出ると、働いている人や海外から観光に来ている人がたくさんいる環境なので、そこからいろんなことを学んでほしいと言う理念があるみたいです。

 ただこの春から新入生も増えるので、違う場所に引っ越しするみたいです。

高校生になったら「放課後に友達と遊んでみたいですね」

ーー高校生になってやってみたいことはありますか。

じゅな 放課後に友達と遊んでみたいですね。地元は田舎で、田んぼしかないんですよ。みんなでプリクラ撮るとかできなかったので、カラオケ行ったり、109で買い物したりしたいです。

 あとは多分周りの子がインフルエンサーだったり、TikTokerだったり、高校生でも自分で稼いでいる子が多いと思うので、刺激をもらいながら自分もモデル活動だけじゃなくて、プロデュース業を学んで実践してみたいですね。『egg』のモデルとしても後輩がどんどん増えているので、先輩としてみんなを引っ張って行けるように頑張りたいです。

写真=山元茂樹 /文藝春秋

(「文春オンライン」編集部)

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