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金本知憲(56)と阪神が“雪解け”できた意外な理由「前回は任期を2年残したまま事実上の解任でしたが…」

文春オンライン / 2025年1月31日 11時0分

金本知憲(56)と阪神が“雪解け”できた意外な理由「前回は任期を2年残したまま事実上の解任でしたが…」

縦じまのアニキが聖地にカムバック

 今年、球団創設90周年のメモリアルイヤーを迎えた阪神。伝統を重んじる球団らしくシーズン中に4度も「レジェンズデー」を設けて、歴代の名選手を称えるという。

「吉田義男氏、田淵幸一氏ら11人が選ばれましたが、球団内や選手たちがざわついたのは元監督の金本知憲氏(56)が入ったこと。6月のソフトバンクとの交流戦で“猛虎V戦士列伝”の一員として、同じ東北福祉大出身の矢野燿大元監督、真弓明信元監督とともに甲子園球場に来場してイベントに参加します。金本氏が公の場、しかも甲子園に姿を見せるのは18年の監督退任以来、初めてなのでは」(球団OB)

前回は「任期を2年残したまま事実上の解任」だった

 現役時代は、末っ子育ちながら持ち前の面倒見の良さから“アニキ”の愛称でファンに愛され、2度のリーグ優勝に貢献。15年オフに和田豊氏の後を継いで監督に就任したが、結果を残せず、最下位に沈んだ3年目、18年に球団を去った。

「球団は翌年以降も続投要請していたが、その年の9月、遠征先のチーム宿舎前でファンとトラブルを起こす動画が出回ってしまった。企業イメージ低下を恐れた当時の阪急阪神HD会長の角和夫CEO(75)の鶴の一声で、任期を2年残したまま事実上の解任。角氏の“ご意向”を球団社長から伝えられた金本氏は急転直下の人事にぼう然とするだけだったとか。以来、金本氏は球団とは一切の関わりを持たず、評論家としても、甲子園に顔を見せることはほとんどありませんでした」(球団関係者)

「本人にとっては“意地を張るのも、もうええでしょう”という感覚のようで」

 今回の季節外れの“雪解け”には、昨年限りで角氏が「健康上の理由」でHD会長を退き、球団への影響力が大幅に弱まったことも影響したと言われる。

 1月26日には、大阪で行われたユーチューブ番組「虎バンチャンネル」の登録者数50万人突破記念トークショーに教え子の鳥谷敬氏、糸井嘉男氏の2人とともに参加。虎ファンの前に久々にアニキが姿を見せた。

「本人にとっては“意地を張るのも、もうええでしょう”という感覚のようで、今は水面下で野球への情熱を取り戻しつつある。ただ、希望しているとされる古巣・広島への指導者復帰は球団首脳が首を縦に振らずまだ実現していない。となれば絶大な影響力を持つ阪神で“復帰”した方がインパクトは強い。今回の90周年事業については、球団の営業セクションが、人気の高い金本氏を何とか引っ張り出そうと必死に交渉していました。双方の思惑が一致して、今回の雪解けとなったのです」(前出・OB)

 アニキの“甲子園連続不出場記録”も止まって、阪神も一安心?

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年2月6日号)

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