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「シモの世話してくれる人がいると助かるわー」夫から同居を提案され…「いつも断れない」女性が直面した理不尽すぎる義母との確執

文春オンライン / 2025年2月11日 11時0分

「シモの世話してくれる人がいると助かるわー」夫から同居を提案され…「いつも断れない」女性が直面した理不尽すぎる義母との確執

『義母との戦いで得たもの』より

 幼い頃から、言いたいことが言えないシャイな性格のさとこ。結婚・出産を経て「人並みの幸せ」を手に入れたと思ったら、夫から苦手な義母との同居を提案される。不安を抱えながらの新生活は一体どうなってしまうのか――。

『 義母との戦いで得たもの 』(人間まお著、KADOKAWA)は、義母からどんな仕打ちを受けても「嫌われたくない」と我慢し続ける嫁・さとこが、ついに反撃に出るまでを描いた実話コミック作品である。

義母に言い返せない主人公に共感が集まった

 さとこが義母を苦手だと感じたのは、新婚当初からだ。部屋の隅々まで舐めまわすようにチェックされ、無遠慮に寝室にまで踏み込まれた。同居が始まってからは、義母の態度はさらにエスカレートしていき、さとこは追い込まれていく。

 WEB連載を書籍化したという本書だが、連載開始から瞬く間に人気が出て、多くの反響が集まったという。

「幼い頃から引っ込み思案で、義母に言い返せない主人公のさとこに共感が集まりました。あとは身勝手にふるまう義母に対する怒りの声が多かったです。3か月ほどで累計2000万PVを超えました」(担当編集者の岡山さん)

コロナ禍のお盆、不満を溜めている主婦が多かったのでは

 特に共感を寄せているのは、やはり女性読者だ。

「WEB連載は20~70代と幅広い年齢層の女性たちから継続的にアクセスしていただいていました。コロナ禍の最中のお盆ということもあり、在宅で不満を溜めている主婦の方が多かったのではと推察します」(同上)

 料理に文句をつけ、ボロ家電を持ち込み……義母の振る舞いは「マイペース」の域を越えている。もっとも安心できるはずの自宅で苦しむさとこに共感が集まるのは、同じように理不尽に耐えるしかない経験をした人が多いからかもしれない。

「ストーリーのテーマは嫁と義母の諍いを描いたいわゆる『嫁姑問題』ですが、対人関係に通底する文化の違いで理解しあえないという難問を、夫や妹など家族の目線も含めてディティール細かく描かれ、あらゆる立場の読者が共感できる作品に仕上がっています」(同上)

 その言葉通り、本書には夫側・義母側の立場を描いたストーリーも収録されており、共感した男性からの反響も届いているという。

「本書の見どころは、人間まおさんの素朴な絵柄です。最低限のシンプルな線で喜怒哀楽が表現されていて、初めて拝見したときに素晴らしい画力だと感じました。変なアクや嫌味がなくて、読者の日常にすっと溶け込む不思議な魅力がある画です。

 さとこのように、無難に人に合わせて生きてきたせいで言いたいことをうまく伝えられないという悩みは、実は自分にもあります。そういう人にとってはリアルすぎてつらい漫画かもしれません(笑)。同じ気持ちを抱えている方には、ぜひラストまで読んでいただきたいです」(同上)

〈 「あなた、顔に似合わず結構派手なのね」干してある下着を勝手に…どこまで我慢すればいい? 義母との“苦痛すぎる同居生活” 〉へ続く

(「文春オンライン」編集部)

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