石丸伸二氏(42)都知事選での“重大疑惑”に「不備があったのは事実」〈業者に高額な“キャンセル料”を支払い〉〈兵庫・斎藤知事のPR問題とよく似た…〉
文春オンライン / 2025年2月6日 22時30分
石丸伸二氏 ©時事通信社
昨年の東京都知事選に出馬し、現職の小池百合子氏に次ぐ165万8363票を獲得して2位に食い込んだ石丸伸二氏(42)。その石丸氏の陣営が民間業者に対して、100万円近くの異様に高額な“キャンセル料”を支払っていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。
石丸氏の善戦は「石丸現象」「石丸旋風」と呼ばれ、ネットを駆使した手法はいわゆる「SNS選挙」の先駆けになった。
「勢いづいた石丸氏は今年6月の東京都議選に向け、地域政党『再生の道』を発足しました。全42選挙区で擁立を目指すとして、現在、候補者を募っています」(都政記者)
だが――。石丸氏が躍進した都知事選後、東京都選管に提出した「選挙運動費用収支報告書」には、不可解な支出があった。
「選挙運動費」に高額な“キャンセル料”が…
広告費の欄に昨年7月5日付で、“ライブ配信機材キャンセル料”との記載がある。金額は97万7350円にも上っており、キャンセル料にしては異様なほど高額に映る。支出先はライブ配信などを専門的に手掛ける東京都内の業者K社だった。
7月5日は、石丸氏が都内のホールで「決起集会」を開いた日だ。実際、集会は自身のYouTubeでライブ配信されている。
何が起きていたのか。取材を進めると、斎藤元彦兵庫県知事とPR会社「merchu(メルチュ)」を巡る問題と酷似した、ある重大な「疑惑」の存在が浮かび上がった――。
当初、「決起集会」の配信を100万円ほどで外部業者に発注しようとしたものの、「陣営内部で『買収』の懸念が浮上。そこで議論をしたのですが、結局キャンセル費用として、当初の見積もりの全額をK社に払ってしまった。それが収支報告書の記載です」(選対関係者)というのだ。
現実には、決起集会当日に配信を担ったのは、配信の“プロ集団”だった。
「K社の社長およびK社が集めたスタッフたちです。機材もK社が用意したものだそうです」(前出・関係者)
石丸氏は、2月6日の記者会見において週刊文春の報道について「選挙運動で不備があったのは事実」と述べた。
2月5日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および2月6日(木)発売の「週刊文春」では、石丸陣営の「SNS選挙」の実態を取材。陣営内で議論された「法律違反」の懸念、集会に現れた謎の集団、K社と石丸氏側近の関係、そして“キャンセル料”を払った異例の経緯などについて詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年2月13日号)
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