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Androidアプリが動く。次世代「Windows 11」がわかる5つのポイント

Business Insider Japan / 2021年6月25日 6時25分

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マイクロソフトは6月24日(現地時間)、次期OS「Windwos 11」を発表した。正式リリースは2021年後半を予定、来週以降には開発者テスト版がWindows Insider Program経由で提供される。

なお、動作条件(システム要件)を満たすWindows 10搭載PCならば、2022年まで無料でアップデートが可能。現在、日本語ページでも互換性の確認ができる純正ツールが配布されている。

2015年のWindows 10リリースから約6年。世界トップシェアのPC向けOSであるWindowsの次期版がどんな進化をするのか。注目すべき5つのポイントを解説する。

1. スタートボタン・タスクバーが画面下中央に移動

Windows 11 Start Menu Windows 11の“顔”とも言える、スタート画面。 出典:マイクロソフト

Windows 11の発表会では、主に操作性に対してのアップデートが多く語られた。そのうち、どんな人にでも影響があるのはスタートボタンおよびタスクバーの位置変更だ。

Windows 10まで、Windowsではサイズの変更などあったものの画面左下にアプリを一覧表示できる「スタートキー」、起動中やピン留めされたアプリが並ぶタスクバーが配置されていた。

これがWindows 11では中央寄りに変わる。スタートキーを押した際に表示されるスタートメニューのデザインもシンプルになり、検索バーと自分がよく使うピン留めしたアプリのアイコンがトップを飾り、その下にシステムがレコメンド(推薦)するアプリやファイルが表示される構成だ。

なお、ピン留めしたアプリをフォルダー形式で整頓する機能と現在稼働中の音声アシスタント「Cortana(コルタナ)」は事実上の廃止、対応アプリではリアルタイムで最新情報がわかる「ライブタイル」機能もWindows 11では廃止される。

2.「Teams」がWindows 11に組み込まれる

Windows 11 Chat チャットアイコンからTeamsのチャット機能を呼び出せる。 出典:マイクロソフト

コロナ禍において、マイクロソフトの最も注目を浴びたサービスといえば、グループウェアの「Microsoft Teams」だろう。そのTeamsがOS標準のコミュニケーション機能として組み込まれる。

タスクバーに配置されたチャットアイコンを押せば、いつでも家族や知り合いとチャットができ、ストレスなくビデオ通話に移行できる。当然、相手はiOS/iPadOS、macOS、Android、そしてWndows 10でも、Teamsユーザーでありさえすればいい。

Teamsというと、ビジネスチャットの印象が強いが、5月17日からは日本でも家族向けの無料のバージョンが公開されている。

従来、マイクロソフトのコンシューマー(一般消費者)向けコミュニケーション機能は「Skype」が担ってきたが、Teamsの強化戦略としてWindows 11を機に大きく舵を切った形になる。

3. Store機能が一新、Androidアプリもインストール可能に

Windows 11 Store Microsoft ストアにはAmazon AppstoreのAndroidアプリが並び、インストールできるようになる。 出典:マイクロソフト

ある意味、最も驚きだったアップデートかもしれないのが、Windows 11のAndroidアプリのサポートだ。

公式アプリストア「Microsoft Store」でAndroidアプリを探し、端末にインストールできる。発表会ではTikTokのAndroid版アプリがWindows 11上で動作している様子が紹介された。

Androidアプリのインストールと実行には、Amazonの「Amazon Appstore(日本ではアプリストア)」と、インテルの「Intel Bridge Technology」とのパートナーシップによって実現したという。

既にサムスンの一部のハイエンドのGalaxy端末とWindows 10搭載PCを接続すれば、PC上でAndoridアプリを動作させることは可能だが、今回の機能ではAndroidスマホは不要だ。

マイクロソフトは、Androidアプリ対応の他に「売上手数料は15%」「各アプリ内の独自決済を認める(その際のマイクロソフトの取り分はゼロ)」であることも表明。

これにより同社は、アップルの「App Store」やグーグルの「Google Play」に比べて、遅れをとっている自社のアプリマーケットの拡大を狙う。

4. ウィジェット機能が“復活”

Windows 11 Widget Windows 11では、カードタイプのウィジェット機能が使えるようになる。 出典:マイクロソフト

振り返ると、Windows 7は「Gadget(ガジェット)」という名前で、単機能の小さなアプリをデスクトップ上に配置することができたが、Windows 8以降では廃止された。

そんなGadgetのようなミニアプリ機能が「Widget(ウィジェット)」として、Windows 11では復活する。

発表会ではお馴染みの天気や株価情報、カレンダー、Microsoft To Do、OneDrive上の写真を表示するウィジェットが確認できた。

見た目はGadgetほど立体的ではなく、どちらかといえばiOSやiPadOSのWidgetに近いカード形式。Windows 11で廃止した前述の「ライブタイル」の代替のような立ち位置になるのだろう。

5. システム要件的にも大きな変更が加えられた

Windows 11 システム要件 Windows 11のシステム要件。 出典:マイクロソフト

その他にも機能で言えば、ウィンドウを画面上に綺麗に配置するスナップ機能や、ゲーム画面をより鮮明に映し出すAuto HDR機能が追加されている。

ただ、それ以上に興味深いのは、Windows 10と比べてWindows 11の要求スペックの一部分がかなり上がった印象があることだ。

特に、プロセッサー(CPU)では64ビット、セキュリティー面ではセキュアブートとTPM2.0のセキュリティーチップが必須になった。

そのため、古いモバイル向けCPUを積んだノートPCやタブレット端末(目安としてはWindows 8時代の製品)は、この要件を満たせない可能性がある。

また、ハードウェアがTPM2.0対応をしていていも、設定などでセキュアブートが有効になっていない……などの場合もあるため、その辺りは自身のPCの設定を調べて対処する必要がある。

(文・小林優多郎)

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