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家族に食べさせるものがない… 父親は9歳の娘を約25万円で売った —— アフガニスタン

Business Insider Japan / 2021年11月9日 11時0分

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首都カブールにあるハミド・カルザイ国際空港を目指す人々(2021年8月16日、アフガニスタン)。 Stringer/REUTERS アフガニスタンでは、家族に食べ物を与えるため、父親が55歳の男性に娘を売った。 CNNによると、9歳の女の子は2200ドル(約25万円)で売られたという。 父親のアブドゥル・マリクさんは家計をやりくりするために、12歳の娘も売ったという。

アフガニスタンでは、妻や子どもに食べ物を与えるため、父親がある男性に9歳の娘を2200ドルで売ったという。CNNが報じた。

一家はアフガニスタンの北西部に長年住んでいて、食料など生活必需品を購入するのにも苦労してきた。CNNによると、一家の収入は1日にわずか数ドルだという。父親は数か月前にも、家計をやりくりするために12歳の姉を売った。

そして、食卓に食べ物を乗せるため、一家は再び子どもを売らざるを得なくなった。CNNによると、両親は9歳の娘を2200ドルで55歳の男性に売ったという。

父親アブドゥル・マリクさんは「破産している」とCNNは報じた。アブドゥルさんと妻は親戚からお金を借りようとしたり、街頭で物乞いをするなどしたが、都合を付けられなかった。

「うちは8人家族なんです」とアブドゥルさんはCNNに語った。

「他の家族を生かしておくために、(娘を)売らなければなりませんでした」

アフガニスタンでは、10月にサレハさんという名前の女性が3歳の娘を550ドルで売った。マリクさん一家同様、生活を維持するのに必要なお金がなかったからだ。

国連開発計画(UNDP)の予測によると、タリバンが国を掌握してからアフガニスタンは「普遍的な貧困」に向かっているという。

1年以内にアフガニスタンの国民の97%か98%が貧困に陥る可能性があると、UNDPアジア太平洋局長のKanni Wignaraja氏は警鐘を鳴らしている。

過激派を排除すべく、アフガニスタンに20年間駐留した後、アメリカはバイデン大統領の決断によってアフガニスタンから米軍を撤退させ、タリバンがアフガニスタンを掌握した。タリバンは「アフガニスタン・イスラム首長国」 —— かつてタリバンが国を支配していた時に使用していた名称と同じ —— の樹立を宣言した。タリバンは1996年からアメリカに侵攻された2001年まで権力を握っていた。

2001年にタリバンが失脚した後、アフガニスタンでは1人あたりの国民所得が2倍になったり、国民が受ける教育の平均的な年数が増えるなど、いくつもの開発上の進歩が見られたと、Wignaraja氏は指摘した。

この20年でアフガニスタンは大きな経済的進歩を遂げてきたが、それが今、政情不安のせいで危機的な状況にある。タリバンが支配を取り戻したことで、アフガニスタンは「現地の銀行の崩壊」に直面しているとWignaraja氏は言う。この不安定性は新型コロナウイルスのパンデミックで悪化するばかりだ。

タリバンの資金を制限しようと、バイデン政権はアフガニスタンの中央銀行の100億ドル近い保有資産の大半を占める在米資産を凍結した。この動きは誤った対応で、タリバンよりもアフガニスタンの人々に損害を与えることになるだろうと、アフガニスタン中央銀行の役員Shah Mehrabi氏はブルームバーグに語った。

[原文:A desperate Afghan father said he sold his 9-year-old daughter for $2,200 to buy food for his other kids: report]

(翻訳、編集:山口佳美)

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