秋、なぜ抜け毛が増える?そのまま薄毛にならないための“食事術”

Business Journal / 2019年9月27日 20時0分

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 最近、抜け毛が気になりませんか。

 夏から秋にかけて季節の移り変わり時に、抜け毛が増えたと感じる人が多いと聞きます。なかには、そのまま薄毛になってしまう人もいるとか。この季節の抜け毛は、夏の生活習慣が影響しているかもしれません。

 暑くて眠れず睡眠不足の日が多かった、食欲がなくて朝食を食べない日が多かった――。思い当たる人は、要注意です。もしかすると、髪の毛が栄養不足に陥っているかもしれません。そして、自律神経も乱れているかもしれません。抜け毛から、そのまま薄毛に進行させないように、涼しくなってきた今、生活習慣と食事習慣を改めましょう。

 自律神経の働きが乱れると、毛根へ十分な栄養が行き渡らなくなり、抜け毛が増える原因になるといわれているのをご存知でしたか。

 自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経が優位になると血管が収縮するため血液量が減り、副交感神経が優位になると血管が拡張されて血液量が増えます。毛根へ十分な栄養を行き渡らせるには、副交感神経が優位な状態が必要です。自律神経が乱れると、交感神経が優位な状態が続くようになり、毛根へ必要な量の栄養が行かなくなるのです。

 自律神経の働きを正常に保ち毛根へ栄養を十分に運ぶには、十分な睡眠をとること、朝食をしっかり食べることです。朝食を食べると、体内時計がオンになり、自律神経の働きが整います。体内時計とは、私たちの細胞に存在しており、体のリズムを正常に整える働きをするものです。

亜鉛、たんぱく質、ビタミンCをとる

 実は、朝食を食べるといっても、何か食べれば良いというわけではありません。厚生労働省「平成29年 国民健康・栄養調査」結果の概要に、朝食の欠食とは、「食事をしなかった場合」のほかに、「錠剤などによる栄養素の補給、栄養ドリンクのみの場合」「菓子、果物、乳製品、嗜好飲料などの食品のみの場合」と記載されています。ですので、朝、ヨーグルトだけ、フルーツだけ、缶コーヒーだけ、野菜ジュースだけの人は、残念ながら朝食を食べているということになりませんので認識を改めましょう。

 髪の毛に特に重要な栄養素は、亜鉛、たんぱく質、ビタミンCです。たんぱく質とビタミンCには、亜鉛の吸収を高める作用もあります。朝食を食べなかったり、前述したような単品のみの朝食では、亜鉛、たんぱく質、ビタミンCの一日の摂取量が少なくなり、それが毎日続いて習慣になると、髪の毛をはじめ体に必要な栄養が不足する可能性が高くなります。

 では、亜鉛、たんぱく質、ビタミンCは、どんな食品に多く含まれているかを以下にご紹介します。

・亜鉛…肉、魚、貝、納豆

・たんぱく質…肉、魚、たまご、大豆製品、乳製品、

・ビタミンC…野菜、フルーツ

 理想的な朝食スタイルは、主食、主菜、副菜の組み合わせ、定食スタイルです。主食は、ご飯あるいはパン、主菜は、焼き魚あるいは目玉焼き、副菜は、野菜スープあるいは野菜サラダといったものを選べば、簡単に栄養をとることができます。

 気温がおだやかな秋です。毎日しっかり睡眠をとり、朝食を食べて自律神経を整え、亜鉛、たんぱく質、ビタミンCを十分に補給し、毛根全体へ栄養が行き渡るような生活習慣、食事習慣を身につけましょう。

(文=森由香子/管理栄養士)

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