E-girlsの源流やmisono…ドラマ『M』に見るエイベックスのゴリ押し歌姫3組

Business Journal / 2020年7月4日 17時50分

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 エキセントリックな演出が話題を呼んでいるテレビドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)が、7月4日夜の放送でいよいよ最終回を迎える。

 この作品は、浜崎あゆみをモデルとした「アユ」がスターの座を掴むまでの過程と、彼女とエイベックス株式会社代表取締役会長の松浦勝人(当時・専務)をモデルとした「マサ」との恋愛が、ストーリーの軸になっている。

 現実世界でも、売れないアイドルだった浜崎は松浦に見いだされ、1998年4月にエイベックスから19歳で歌手デビューしている。稼ぎ頭だった安室奈美恵が産休に入っていたこともあり、そのプロモーションには、莫大な予算が用意された。また、ハイペースなシングルCDのリリース、周到なタイアップ戦略など、短期間に大量のメディア露出を果たすことで、浜崎は多くのファンを獲得。以後、長年にわたり、エイベックスに莫大な収益をもたらすことになる。

 このように、エイベックスがイチ推しの新人に多額のプロモーション費をかけて大プッシュした例はいくつかある。ただし、それは必ずしも成功していない……いや、失敗例のほうが多いのでは? ここでは、そうしたエイベックスの、強引な大プロモーションが失敗に終わったアーティストを3組、クローズアップしたい。  

ポストSPEEDを狙ったグループ「dream」の長い迷走

 1990年代の終わり、一時代を築いたSPEEDの人気がピークを過ぎた頃から、“ポストSPEED”を狙ったアイドルグループがいくつもデビューしている。1999年8月に行われたオーディション「avex dream 2000」でグランプリを受賞した松室麻衣、橘佳奈、長谷部優の3人で結成された「dream」もそのひとつだった。

 新しい1000年の最初の日、2000年1月1日にシングル「Movin’ on」でデビュー。それは、“彼女たちは新時代をリードするアイドルである”というアピールのようにも感じられた。

 バラエティ番組やCMとのタイアップもあったこの曲は、ウイークリーチャート(オリコン:以下同)で最高15位。デビューからいきなりブレイク──というほどの結果は出なかった。

 2000年1月といえば、モーニング娘。が前年秋の「LOVEマシーン」のミリオンヒットで、SPEEDに変わる国民的アイドルの座に君臨しかけていた時期だ。これは、dreamにとって不利な材料だといえた。

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