小池百合子知事、都民ファーストの会解体→自民党と合流の可能性も

Business Journal / 2020年7月8日 13時30分

写真

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 九州を中心に豪雨の被害が甚大ですね。衷心よりお見舞い申し上げます。報道とともにSNSなどに投稿されている生々しい画像を目にすると、言葉を失います。

 新型コロナウイルス感染症対策と災害対応については、以前から課題として取り上げられていましたが、明確な指針が出される前にこのような事態が起こってしまいました。現地の行政担当者のみなさまは、試行錯誤の連続と存じます。責任の所在がはっきりしなければ正しい対策も取れませんから、国会の対応が急がれます。

「小池さんに投票したって人、聞かないよ」

 7月5日に、東京都知事選挙と東京都議会議員補欠選挙が行われました。都知事選の結果は、現職の小池百合子知事が約366万票で得票率の約6割を占める圧勝でしたね。得票数も前回より約75万票も上乗せされたので驚きました。

「私の周り、誰も支持している人がいないのに、なんで圧勝するの?」

「それな。うちの家族も友達も小池さんに投票したって人、聞かないよ。どこに小池さんを支持する人たちがいるんだろ?」

 たまたま入ったお店で20代らしきグループの声が聞こえてきて、つい神澤も割り込みたくなりました。同意見の方は多いと思いますが、やはり組織票は強いということです。

 公明党はもちろん、自民党の二階俊博幹事長も、野党の支持基盤である労働組合の連合も味方についたのですから、勝てないわけはありません。カイロ大学卒業をめぐる「学歴詐称疑惑」も、まったく足を引っ張りませんでしたね。

 しかし、最大の勝因は、反小池陣営がどこも強い候補者を出せなかったことでしょう。前回の2016年都知事選では、自民党推薦の増田寛也候補が約180万票、野党推薦の鳥越俊太郎候補が約135万票と、落選者も100万票以上を獲得していますが、今回は次点の宇都宮健児候補が約84万票、3位の山本太郎候補は約66万票でした。2位と3位を足しても追いつかないのですから、どうしようもないですね。

 小池陣営は戦略もしっかりしていました。選挙戦の序盤から、出口調査で「小池候補圧勝」といわれていたこともあって、街頭演説をまったく行いませんでした。実は、これも戦略のひとつです。

 選挙報道では、「(泡沫候補を除いて)選挙のニュースは各陣営に対して公平に」というルールがあります。小池候補が街頭演説をしなければ、ほかの陣営の様子も報道しにくくなり、他候補のメディア露出が減ることになります。一方、小池知事は現職の強みを生かしてコロナ関連の記者会見を行うため、露出を続けられるのです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング