「あつ森」トラブル続出の闇…住民交換で詐欺行為、現金取引、女性になりすましてナンパ

Business Journal / 2020年7月19日 5時50分

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 3月20日に任天堂より発売された「Nintendo Switch」(以下、スイッチ)用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)。大人気シリーズ「どうぶつの森」の新作で、今回のテーマは、無人島に移住した主人公がどうぶつたちと島を開拓しながら、自由気ままなスローライフを送るというものだ。

 コロナ禍の巣ごもり需要とも重なって高い人気を見せ、スイッチのゲームソフトとしては歴代1位となる初週販売本数を記録。同時に、スイッチ本体の需要も高まり、中古品が高額転売されたり、本体を譲ると騙る詐欺被害が起きたりと、さまざまなトラブルも見受けられた。

禁止行為の「リアルマネートレード」の被害も

 また、あつ森内でのトラブルも多数散見された。特に多いのが、アイテムや住民の“トレード”をめぐるものだ。ゲーム業界関係者のA氏は、トレードトラブルの内容をこう説明する。

「あつ森プレイヤーの多くは、ツイッターや攻略サイトの掲示板でアイテムや目当ての住民の“交換”を持ちかけます。たいていはアイテム同士、住民同士、または今作から登場した『マイル旅行券』というチケットを通貨代わりに交換するのですが、この交換において詐欺行為が増えているのです。また、現金でゲーム内のアイテムを取引する『リアルマネートレード』という禁止行為も多く行われているようで、リアルマネートレードでの詐欺行為も起きているといいます」(A氏)

 トレードなどをめぐるゲーム内でのトラブルは以前からあるが、あつ森は特に被害件数が多い。その背景にあるのが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた巣ごもり需要の高まりと、それにより、普段はゲームをやらない人もプレイしている点だという。

「あつ森が発売されたのは、コロナ禍でゲームの需要が高まったタイミングでした。また、あつ森は難しいルールや激しいバトルシーンもなく、キャラクターや世界観もかわいらしいため、普段ゲームをやらない人でも『プレイしてみたい!』と思える、万人ウケするゲームです。コミュニケーションツールとして、さらには外出できないなかでも季節の行事が楽しめる手段として、コロナ禍での人々のさまざまな欲求を満たしてくれました」(同)

 実際、あつ森発売前は週に5万台前後だったスイッチの出荷台数が、発売週は40万台にまで増えたという。スイッチを持っていない、つまり、普段は積極的にゲームをやらない人があつ森目当てに本体ごと購入した結果、出荷台数が飛躍的に増加したと推測できる。

人気住民の「amiibo」は2万円近くに高騰

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