フジテレビのフジHD、利益9割減の衝撃…テレ東、コロナ禍でも増益達成の巧妙な経営

Business Journal / 2020年8月21日 6時10分

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響が、テレビ局の業績を直撃した。民放キー局5社の2020年4~6月期の連結売上高は各局とも減収だった。地上波テレビを中心に広告が減少し、イベントの中止が響いた。

 営業利益段階では、テレビ東京ホールディングス(テレ東HD)が増益。BS放送で番組制作費を削ったほか、広告収入の落ち込みも限定的で通販が好調だった。残る4社は営業減益。なかでもフジ・メディア・ホールディングス(フジHD)は6割を超える大幅な減少となり、不振ぶりが際立った。

 純利益でもテレ東HDだけがプラス。4社が減益だった。フジHDは9割を超える減少。日本テレビホールディングス(日テレHD)も8割を超える落ち込みだった。

 東京放送ホールディングス(TBSHD)とテレビ朝日ホールディングス(テレ朝HD)は20年3月期決算で過去最高の純利益をあげたが、一転して減益となった。

 テレビ局の収益力を示す売上高営業利益率は日テレHDが6.5%でトップ。TBSHDの5.0%が続き、以下、テレ朝HDが3.9%、テレ東HDが2.5%、フジHDが2.3%。フジHDは収益力でも日テレHD、TBSHDに大差をつけられた。

 株式時価総額は日テレHD、TBSHDが3000億円台。フジHDが2000億円台、テレ朝HDが1000億円台、テレ東HDが1000億円未満。四半期決算の発表を受け、株式市場の評価は実にシビアだった。

【民放5社の連結決算(20年4~6月期)】

社名      売上高       営業利益       純利益

フジHD    1202億円(▲19.4) 28億円(▲62.5)  20億円(▲90.6)

日テレHD   805億円(▲21.0)  53億円(▲45.6)  15億円(▲81.7)

TBSHD   691億円(▲21.9)  35億円(▲28.1)  47億円(▲27.0)

テレ朝HD   574億円(▲19.8)  23億円(▲9.4)  23億円(▲7.6)

テレ東HD   312億円(▲12.4)   8億円(57.7)     4億円(4.3倍)

(カッコ内は前年同期比増減率、▲はマイナス)

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