“死んだふり”はNG?クマ(熊)に遭遇時、死なないための具体的行動マニュアル

Business Journal / 2020年11月23日 5時40分

 こうした破損や汚損の被害は、火災保険の“不測かつ突発的な事故”に該当し、補償の対象になる。火災保険では、最初から補償対象になっているタイプと、オプションでセットするタイプがある。店舗の休業補償には店舗休業保険が準備されている。ただ、加入や支払いには条件があるため、すべての被害に支払われるわけではない。各損害保険会社に問い合わせてほしい。

クマの特性

 人にとってクマは恐怖の存在でしかないのか。環境省のホームページでは「クマは基本的には人を避ける動物です。しかし、突発的に出会うと防御的な攻撃を招き、危険な場合があります」とある。クマにとって攻撃は防御の意味というわけなのか。

 クマと共存するためには特性を知っておく必要がある。環境省自然環境局が発行している『クマ類出没対応マニュアル』や『豊かな森の生活者 クマと共存するために』には、クマの生態や出会ったときの対応などが紹介されている。

 クマは耳や鼻がいい反面、食べることに夢中になると周囲が見えなくなるという特性がある。山菜の時季はクマのエサが豊富な時季と重なるし、クマもエサにする山菜もある。夢中になるのは人間も同じだ。山菜採りに行き、集中するあまり、鉢合わせしてしまうケースも考えられる。山菜採りでの死亡事故も過去には何件か発生している。

 もしクマに出会ったら、まずは落ち着くことだ。どんなに怖くて不安でも、一秒でも早く、落ち着くことだ。クマは走って逃げると追いかける習性があるため、慌てて走って逃げるなど、絶対にしてはいけない。

 クマはのしのしと歩くイメージがあるが、意外なことに足が速い。仮に走って逃げたところで、時速40キロともいわれるクマに、たちまちにして追いつかれてしまう。走りきれないと思い、死んだ真似など、とんでもない話だ。とにもかくにも、被害に遭わないためには、クマと出会わないことだ。

被害を防ぐ方法

 では、被害を予防する方法は何か。環境省のホームページでも、人間の生活圏で被害に遭わないためにはクマを近づけないことが重要だとして、周辺環境のチェックを勧めている。

 至近距離で突発的にクマに遭遇したとき、実際問題として、攻撃を回避する完全な対処法はないとされている。下記の対応をしたとしても、被害を防げる、あるいは大きな被害にならないというわけではなく、致命的な被害を防げるかもしれないということを認識していただきたい。

※注1

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