Adobe CS2無料騒動のカラクリ…使うとNG?実はトクじゃない?

Business Journal / 2013年1月21日 7時5分

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 1月8日の深夜、Twitterや2ちゃんねるで「Adobe CS2がタダで手に入る」という話が一斉に広がった。一時はダウンロードサーバが混雑してメンテナンス中表示となるなど、大いに盛り上がった。

 そもそも「Adobe CS」とは何かといえば、Adobeが提供しているクリエイティブな開発現場向けアプリケーション群をセットにしたパッケージのことだ。フォトレタッチソフト「Phtoshop」シリーズが最も有名だろう。1本単位で購入すればそれぞれ数万円するものが、パッケージ化されて割安で購入できるようになっているのだが、それでも価格は高額だ。

 最新版であるCS6の全部入りパッケージ「Adobe Creative Suite 6 Master Collection」の定価は33万4950円。もしこれが無料になるのならば、多くの人が色めき立つのもムリはない。

 しかし、本当にそんなことがあるのだろうか?

●Adobe CS2が無料でダウンロード&インストールできるのは本当

 実際に、Adobe CS2に含まれるすべてのアプリケーションが、誰でも無料でダウンロードでき、インストールして利用することもできる。これは別に、何かのミスで一晩だけ公開されてしまっていたというわけでもない。

 ダウンロードにあたってはAdobe IDというものが必要だが、これは無料で登録できる。リストにはPhotoshop、InDesign、Illustrator、Acrobatといった多くの人が欲しがりそうなものはばっちり揃っている。日本語版のプログラムも用意されており、インストール時に入力するシリアルナンバーも添えられているという親切さだ。

 また、公式にはWindows XPまでしかサポートされていないようだが、実際にはWindows 7でもほとんどのアプリケーションが動く。2005年にリリースされたものとはいえ、機能的にはとても無料で利用できるようなものではない。

●Adobe側としては「無料公開のつもりはない」らしい

 無料公開された理由は「CS2用のアクティベーションサーバを停止するから」だそうだ。Adobe製品はインストールする時、インターネットに接続してシリアルナンバーを入力し、正規ユーザーであることを確認する「アクティベーション」作業が必要だ。その作業を担当するサーバが停止するということは、正規のCS2ユーザーも再インストールができなくなってしまうという意味になる。

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