Amazonガチャ、なぜたった5日で消えた?胡散臭さ先行したが意外に魅力的?

Business Journal / 2013年2月17日 7時5分

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 2月4日に現れた「Amazonガチャ」というサービスが、2月8日に完全終了した。わずか5日で終了したわけだが、実際に新規ユーザー受け付けを行ったのは約1日という、あまりにもはかないサービスとなった。

 ネットでは非常に話題になったこの「Amazonガチャ」が、実際はどういうサービスを目指していたのか、何が問題だったのかをあらためて考えてみよう。

●Amazonガチャは「4500円分の福袋」

 Amazonガチャというサービスを非常に簡単に説明すると、「4500円分のものが詰まった福袋を5000円で買う」というイメージだ。確実に500円損になるわけで、そんなサービスを使う人がいるのかどうかは別として、その内容自体に大きな問題はない。500円はいわゆるシステム利用料で、代理人が4500円分の買い物をAmazonでして送ってくれるというだけだ。

 ただ、このイメージが伝わりづらかったために問題になった。すべての問題は「Amazonガチャ」というサービス名にあったのではないだろうか?

 まずタイトルに大きく「Amazon」と入ったことで、まるでAmazonがサービスを提供するように見えてしまった。よく読めば提供者として別の企業名が出ているのだが、それがAmazonから委託を受けている業者なのか、勝手にAmazonを名乗っている悪徳業者なのか、Amazonのシステムを利用するだけの業者なのかの区別がつきづらかった。

 また「ガチャ」という言葉がギャンブル性を連想させた。特にSNSゲームで問題になったこともあり、「ガチャ」という言葉は悪いイメージを引きずっている。そのせいで、「5000円入れれば2000円分しか物がこない可能性もあるが、5万円分の物が来ることもあるのかもしれない」という期待を持った人もいるだろう。

 この2つが組み合わさったことで、「なんだか胡散臭いサービスをAmazonの名前を騙ってやろうとしているヤツがいる」という印象が強くなったのではないだろうか。

●Amazonの豊富すぎる品揃えも1つの障害?

「5000円払ってAmazonで商品を指定せずに代理購入してもらう」というのがAmazonガチャの実態だったわけだが、このサービスの目的は、商品との意外な出会いを演出するというところにあったという。

 つまり自分で5000円分の買い物をしようとした場合、自分が興味を持ったものしか購入しないが、ガチャを使えば思いがけない商品が送られてくることで新しい出会いがあり、おもしろいということだ。一見、興味深いようにも思える。ただこれは、Amazonの品揃えがあまりにも豊富であることが不安につながった。

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