NTTドコモも参入! 楽天・アマゾンがアパレル通販でも2強 専業アパレルは倒産危機!?

Business Journal / 2013年3月9日 10時40分

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 インターネット通販市場は右肩上がりの拡大を続ける。その中でも、ファッションの分野は2015年の予想で1兆円と、10年比で倍増という高い成長が見込まれる。主導権を握ろうと、大手企業による再編の動きが表面化した。

 NTTドコモはファッション通販サイト「MAGASEEK」を運営するマガシーク(東京・千代田、東証マザーズ上場)に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社にすると発表した。

 マガシークの株式は親会社の伊藤忠商事が64.37%保有している。伊藤忠は39.37%をTOBに応募し、残り25%は継続して保有する。小学館、集英社、講談社など出版社の上位株主や少数株主などの賛同を得て、最終的に発行済み株式の75%の取得を目指す。

 取得総額は最大で21億6162万円。TOB期間は1月31日から3月14日。普通株の買い付け価格は1株13万5000円。3月1日の終値(13万4700円)は買い付け価格に接近した。TOB成立後、マガシークは上場廃止になる見通しだ。

 マガシークの13年3月期の単体売り上げは96億円、最終損益は5億3300万円の赤字の見込み。モバイルを日常的に利用する20~30代女性を中心に12年12月末時点で168万人の会員を持つ。

 ドコモは09年4月にテレビ通販大手のオークローンマーケティング(名古屋市)を子会社にした。昨年3月には有機野菜通販の、らでぃっしゅぼーや(東京・新宿)を買収した。マガシークの買収で電子商取引(EC)サイト「dマーケット」の品揃えを強化。手薄だったファッション分野の事業拡大を図る。

 国内の携帯電話の総契約数は昨年12月時点で1億2900万人を突破し、ほぼ飽和状態になっている。通話など通信収入の伸びが期待できない中、ドコモはdマーケットの売上高を12年度比5倍の1000億円に伸ばす方針を掲げている。

 楽天はファッション通販サイト「Stylife」を運営するスタイライフ(東京・港、ジャスダック上場)に対してTOBを実施し、完全子会社にする。楽天は昨年5月、スタイライフの大株主のバーンデストジャパンリミテッドから32.5%の株式を取得して筆頭株主となり、持分法適用会社に組み入れた。買い付け期間は2月5日から3月21日まで。普通株1株につき7万4000円で買い付ける。3月1日の終値は7万3800円だ。取得するための費用は11億100万円。

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