焦るGoogle、主役のFacebook…検索からソーシャルストリームの時代へ

Business Journal / 2013年4月23日 12時0分

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 現在のソーシャル × モバイル化へと続くWeb2.0時代の到来をいち早く提言、IT業界のみならず、多くのビジネスパーソンの支持を集めているシリアルアントレプレナー・小川浩氏。『ソーシャルメディアマーケティング』『ネットベンチャーで生きていく君へ』などの著書もある“ヴィジョナリー”小川氏が、IT、ベンチャー、そしてビジネスの“Real”をお届けする。

 インターネットビジネスに身を置く者として、現在のインターネット業界の最大のトレンドとは、ソーシャル化とモバイル化だ。

 インターネットのソーシャル化とモバイル化の結果、個々人が、インターネットに情報をアップロードしたり伝搬させるためのノード(ネットワークを構成するひとつひとつの要素。ちなみにノードとノードを結ぶ線をがリンク)の最小単位となった。しかも、この新たなノードは(当たり前のことながら)移動するので、時間の推移とともに位置が変わるところが、今までのサーバーやPCとは違う面白さを生む。

 ソーシャル化された我々が時間の変化に伴い(時系列に)、位置を変えつつ情報をアップしている。つまり、タイムスタンプとロケーションログを伴いながら、人間関係や社会現象などがネット上に反映されていくわけだ。これらのすべての記録が、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークに時系列順で残され、過去にさかのぼってそれらを振り返ることもできるようになった。僕はこの情報の流れを「ソーシャルストリーム」と呼んでいる。

 ソーシャルストリームこそ、次世代のWebであり、インターネットの形だ。ソーシャルストリームでは、検索の重要度がかなり下がってきていて、これがGoogleの焦りを呼んでいる。

 今までのネットユーザーにとって、インターネットは巨大な海だった。海上で途方に暮れていると、Googleがやってきて「あなたの欲しい情報を探せますよ」と言ってくれた。非常にパワフルで正確な検索エンジンを我々に提供して、ネットの使い方を愉しく便利にしてくれた、その貢献度は非常に大きい。

 Googleはなんでも探してくれた。ただ、問題があるとすれば、自分が見つけたいものがなんであり、それを探すにふさわしい言葉を、つまり検索窓に入れるべき言葉を自分で思いつかなければならない、ということだけだった。

 ソーシャル化とモバイル化の結果、現代のインターネットは再び川のような流れをたたえ(ソーシャルストリーム化)、一般のユーザーはそこに流れてくる情報を受動的に眺め、偶発的に自分の好みに合った情報のリンクをクリックするようになった。いわば怠惰になったとも言える。

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