サッカー東アジア杯直前、韓国代表の迷走〜元Jリーガーの若き新監督抜擢と再建の行方

Business Journal / 2013年7月19日 6時0分

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 自国開催の東アジアカップを控えた韓国サッカー界が、激しい逆風にさらされている。相次ぐ監督の交代に加え、チームの方向性が錯綜しているのだ。

 決定力も乏しく、守備も安定しない。また、国内組とヨーロッパを中心に活躍する海外組の波長も合っているとは言い難く、チームの一体感には翳りが見える。ファンやメディアの辛辣な批判も増えており、一時期、ブラジルW杯への出場も危ぶまれていた。難なく最終予選を突破した日本代表とは、対照的な道を歩んでいる感が否めない。“アジアの虎”の威信をかけて、東アジアカップでは何がなんでも巻き返しを狙いたいはずである。

 そんな逆境の中、韓国サッカー界の威信がひとりの男に託された。ホン・ミョンボ、44歳。現役時代は柏レイソルなどJリーグでも活躍し、指導者になった後は、ロンドン五輪で韓国を史上初の大会3位に導いた同国の若き名監督だ。

 前任のチェ・ガンヒ監督は、ブラジルW杯出場を決めた6月に代表監督の座から退いた。12年11月、低迷に仰ぐ韓国代表を仕切り直すため、急遽代表監督に就いたチェ監督だったが、「W杯出場を決めるまで」と自ら期限を設定した公約通り、指揮官の座を後進に明け渡した。その重責=重席を担うことになったのが、“永遠のキャプテン”ことホン・ミョンボ新監督だ。

 ホン監督は、公式インタビューで、代表監督のオファーを受けた理由についてこう語っている。

「これまで3回のオファーがありました。 1、2回目は、オリンピック代表監督を務めていた時。3回目は個人的な時間を過ごしていた時です。五輪を終えた後、ロシアで多くのことを学びました。同国のサッカークラブ、アンジ・マハチカラには11カ国の選手がいましたが、彼らを管理するのは容易ではなかった。それに比べると、韓国の選手たちは試合態度や練習に臨む姿勢、相手を尊重するところがある。再び彼らとサッカーができる機会があれば幸せだろうなとも思った。つまり、韓国の選手たちに心を動かされ、代表監督を受けてみようと決心したのです」

 ホン監督はロンドン五輪後に韓国を離れ、恩師フース・ヒディング監督が指揮を執るロシアのアンジで指導者研修を受けていた。そこで、世界の強豪と戦う韓国人選手の姿を見ながら、固辞し続けてきた代表監督のオファーを承諾したというのだ。

●前評判高い、ホン監督への期待

 ホン監督がJリーグでプレーしていた現役時代から親交がある、スポーツライターの慎武宏氏は言う。

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