話題の3Dプリンタ、誰でも簡単に安く利用できる本格的サービスが、ついに日本に登場!

Business Journal / 2013年7月22日 14時0分

 西麻布の小洒落たビルの一室。大きな窓に、木目の床、いかにもクリエイティブ系企業のオフィスのような部屋の中には、それぞれ高さ1メートル以上もある大型の機械が複数台並び、四角い筐体の中では何かが動いている……。

 ここはDMM.comが運営する「DMM 3Dプリンティングセンター」の東京センター。IT大手のDMMが満を持してローンチした3Dプリントサービスの“印刷”工場だ。並ぶのは海外から取り寄せた最新鋭のシロモノ。どれも1台につき数百万〜数千万円はくだらない逸品だ。

 ユーザーがDMM.comのサイト上で設計図をアップロードし、DMMが3Dプリンタで出力、完成品を自宅まで届けてくれるというこのサービス。プリンティングセンターの運営は、シェアオフィスの運営やスタートアップへの支援を行うnomadが運営し、猪子寿之氏率いるチームラボが開発パートナーとしてバックアップする。

 ものづくりに革命をもたらすといわれ、注目を集めている3Dプリンタ。しかし、日本ではまだまだ本格的な普及にはいたっておらず、日本人クリエイターも「Shapeways」や「i.materialise」といった海外のサービスを利用しているのが現状。この3Dプリンタ“発展途上国”状態を打破し、誰もが気軽に3Dプリンタを扱える時代へとDMMが先鞭をつける。

 「プリントセンターの開設によって、今までのマーケットにはない新たなプロダクトを実現できる」と息巻くのはnomad代表であり本事業技術責任者の小笠原治氏。「国内でこれだけの機種を取り扱い、多様な種類の素材を加工できるプリントセンターはなかった。価格、納期の面でも海外勢には負けない」と、ズラッと並んだ機種を前に語る。これまでに合計で「億はくだらない」(小笠原氏)という投資をプリントセンターに費やしてきたDMM。3Dプリンタに親しんできたプロのみならず、今秋にはAPIを公開し、これまで3Dプリンタに縁のなかった一般層にも裾野を広げていたい考えだ。

 では、その性能のほうはどうだろうか?

 同サービスでは、アクリル、石膏、ナイロン、チタンなどの素材を加工でき、納期は7〜9日。iPhoneケースであれば、およそ2000〜3000円での作成も可能になる。また、プロ向けの高精細3Dプリンタを使用していることから、アクリルであればなんと、髪の毛よりも細い16ミクロン単位で成形が可能。「球体のカゴの中に星のオブジェを入れる」など、人の手では実現不可能な中空構造も3Dプリンタなら実現できる。

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