広がるテレビの全部録画と自動録画、どちらを選ぶべきか?メリット/デメリットを検証

Business Journal / 2013年8月6日 7時0分

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 ビデオレコーダーは、テレビ番組を録画することで、常時テレビの前にいなくても、目的の番組を好きなときに視聴できる便利なツールだ。しかし、録画予約をしなければ、目的の番組を見ることができないのが最大の問題。この問題を解決するために、現在のレコーダーでは、いくつかの試みがなされており、その代表的なものが、「全部録画」と「自動録画」だ。しかし、現時点では、この2つには利点も弱点もある。

●全部録画のメリットとデメリット

 全部録画レコーダーのメリットとは、言うまでもなく、すべての番組を録画できること。そのため、理屈の上では取り逃しがなく、最も理想的なレコーダーのはずだ。しかし、現在の技術的な限界からデメリットがないわけでもない。

 まず第1は画質だ。現在の地デジの映像をDRモード(放送そのままの画質)で1時間録画すると、その容量は実に約8GBにもなる。例えば、25GBの容量を持つブルーレイディスク(1層)では、約3時間の地デジ映像しか記録することができない。現在、最も大容量なハードディスクを搭載する東芝の「レグザサーバー DBR-M490」などでも4TB(タイムシフト部分)で、地デジDRモードでは6チャンネル録画すると約3.5日しか録画できない。

 そのため、全部録画レコーダーでは、長時間録画機能によって圧縮して録画するのが普通なのだ。この種の全部録画レコーダーの謳い文句として、「最大17日間の番組を録画して好きなときに視聴」などというが、圧縮して録画しているので、長時間録画すればするほど画質は低下する。

 次に第2は、古い録画が自動的に削除されてしまう。連続録画する機能は、普通の録画と扱いが異なる。例えば、レグザサーバーでは連続録画は「タイムシフト」と呼ばれ、タイムシフト領域に録画される。このタイムシフト領域では常に新しい録画が行われるが、タイムシフト領域の限界までいけば、古い録画から録画が削除されていくことになる。つまり、連続ドラマなどをタイムシフトで録画すると、時間の経過で自動的に古い回が削除されることになる。

 そのため、連続ドラマを後でまとめて見たいなど、保存しておきたい録画がある場合、タイムシフト領域から通常領域にダビングする必要がある。つまり、すべての番組を自動的に録画してくれるといっても、見流す場合以外、結局はユーザーの手間がかかることになる。しかも、通常はDR録画(無圧縮)ではなく、長時間録画モードで録画するので、画質も最高画質ではないわけだ。

●自動録画のメリットとデメリット

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