男性誌『LEON』、揺るぎない「ユルさ」ゴリ押しも、最後は財力を猛プッシュですか…

Business Journal / 2013年8月23日 18時0分

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 ご機嫌いかがですか? 漆原直行です。汗だくのあまり、いつも風呂上がりのように髪がウェット&メッシーです。

 今回、注目してみたいのは、こちらの企画でございます。

『LEON』(主婦と生活社/9月号)
“ゆるカジ”の大代表はこんなスタイルです
夏のオヤジは「脱力アメリカン」か「脱力イタリアン」

 “ちょい不良(ワル)オヤジ”でお馴染みのLEON。どれだけ暑くても、素敵な婦女子(同誌では「ニキータ」と呼称)にどうやってモテるか、というスタンスがまったくブレません。すべてのモノゴトを股間で判断していくようなその姿勢は、季節と関係ない様子。いや、暑いからこそ、さらに加速しているような雰囲気です。愛すべきバーバリアンっぷりに、背筋に冷たいものがダラダラ流れてまいります。

 この連載でもたびたび話題にしているように、昨今のファッションを語る上で「ゆるさ」は不可欠の視点。同特集でも、イケてるオヤジの「ゆるファッション」を胸ヤケしそうになるくらい紹介してくれます。

 ただ、ここでちょっとした違和感。こういう対比型のタイトルの場合、たとえば「やんちゃ」と「キレイめ」など、カラーやスタンスの異なるワードを持ってくるのが定石でしょう。

 しかしこの企画は「脱力アメリカン」か「脱力イタリアン」。どっちに転んでも「脱力」かよオイッ! と突っ込まずにはいられない。まあ、アメリカンorイタリアン、という対比になっていると言われてしまえばそれまでですが、タイトルからして「そんな、細かいことはどうでもいいんだよ!」と押しの強い語気で言いくるめられているような気分になってくるのです。もっとも、アメリカンとイタリアンにおける「脱力」の違いを端的に理解しているであろう賢明なLEON読者には、グイッと刺さるタイトルなのでございましょう。

●タイトルの「脱力」が真に意味するところとは!?

 さて、そんな脱力プッシュ甚だしい特集で八面六臂の活躍をするモデルは、ちょい不良オヤジ界のオシャレ番長、毎度お馴染みのパンツェッタ・ジローラモ氏。どのページを開いても、ジロー兄さんがハシャギまわり、ブロンド美女としっぽりなのです。

 内容は、特集タイトルに即したファッションアイテムを、カタログ的に見せていくもので、オシャンティなTシャツやら短パンやらスニーカーやらをいろいろと提案してくれます。なるほど、これがLEONの考えるヌケ感というワケですね。ジロー兄さんのように着こなすのは難しそうですが、参考になる部分もございました。

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