英国ロイヤルベビー誕生、日本にも波及する経済効果の実態〜一部商品にブームの兆しも

Business Journal / 2013年9月7日 7時0分

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 英国王室のウィリアム王子・キャサリン妃夫妻に、第一子となる男児、ジョージ・アレクサンダー・ルイ王子が誕生し、英国中が祝賀ムードに沸き返った。

 ロイヤルベビー誕生を祝う商品は、定番ともいえる記念の陶器プレートから幼児用便器、男の子を意味する青いクリーム入りドーナツなどさまざま。緊縮策で冷え込む英国経済に対する波及効果は、短期的には5億2000万ポンド(約790億円)と経済アナリストは試算している。

 日本でも百貨店が英国王室関連の商品の販売を始め、ロイヤルベビー商戦が大いに盛り上がった。高島屋日本橋店(東京)にある王室御用達の英老舗陶磁器メーカー、ロイヤルクラウンダービーでは、動物の形をした置物や皿、カップなど数量限定の記念商品9種類の予約受け付けを6月28日から始めた。ロイヤルベビーの名前を焼き込んだ皿などが特に人気で、7月1日から王子が誕生した7月22日までの売上高は、予約分を除いて前年同期比2.6倍となった。

 三越の日本橋本店(東京)と名古屋三越栄店(愛知)は、英国の高級百貨店・ハロッズの紅茶やジャムを揃えた売り場で、ハロッズが製作した「ウィリアム王子夫妻の第1子」を意味する英語のロゴが入った数量限定のマグカップ(5250円)と皿(6825円)を販売した。

●テレビ放映が火付け役に

 最大の人気商品は、赤ちゃんが初めて披露された際にウィリアム王子がジョージ王子を運んでいたベビーシートだろう。軽々と運び、簡単に後部座席に装着するシーンが全世界に放映され、注目度が高まった。

 このベビーシートは、欧州老舗ブランド、ブライタックス・レーマーの「ベビーセーフプラス」というモデル。ブライタックスは1939年に英国で創業。英国のママたちに人気のチャイルドケアのブランドである。レーマーは71年にドイツで創業したチャイルドシート専業メーカー。ブライタックス・レーマーは両社の兄弟ブランドだ。簡単に車のシートなどから取り外せ、室内ではベビーラックとして使えるので、眠った赤ちゃんを起こす心配なく移動できる。

 7月28日付東京新聞によれば、正規輸入代理店の伊藤忠リーテイルリンク(東京)は同じ製品の販売を終了したが、販売中の上位機種「ベビーセーフプレミアムSHR2」(3万4650円)には、新王子のお披露目直後から小売店の問い合わせが相次いでいるという。

 ベビー用品のレンタルサイト、ベビーフレンドでは、ロイヤルベビーが使っていたものと同じベビーシートをレンタルしている。レンタル期間は15日から1年の間。料金は15日で5500円からだ。

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