元ANAトップCAが語る、VIPたちの共通点と、CAという仕事の裏側、サービスの極意

Business Journal / 2013年9月16日 14時0分

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 日本の歴代総理やサッチャー元英国首相をはじめ、皇室やさまざまな国のVIPを担当してきた元全日本空輸(ANA)・CA(キャビンアテンダント・客室乗務員)の里岡美津奈さん。そうそうたるVIPの面々を接遇してきた経験から得たことを綴った『誰からも好かれる女(ひと)の  人と運を引き寄せる習慣』(明日香出版社)などの著書もある里岡さんに、

「日本、海外のVIPたちの素顔と魅力の秘密」
「知られざるCAというお仕事の裏側や難しさ、魅力とは?」
「プロフェッショナルとして仕事で一定のクオリティを維持するための極意とは?」

などについて聞いた。

●サッチャー元首相の知られざるエピソード

--里岡さんがCAとして最初に接遇されたVIPは、あの「鉄の女」と呼ばれた故・サッチャー元英国首相だったそうですね。どのようなご印象でしたか?

里岡美津奈さん(以下、里岡) 私が接遇させていただいていたのは首相を退任されたのちのことで、すでに60代半ばでしたでしょうか。まずその美しさに圧倒されましたね。抜けるように白い肌。たっぷりとした栗毛色がかった金髪。思っていたよりも身長もお高くていらっしゃる。テレビでは、普通の年齢相応の女性というふうに見えたかと思いますが、想像をはるかに超えた美しさをお持ちでしたね。とても女性らしくしなやかなマダムという感じで、「鉄の女」という印象とは程遠い方でした。

--なるほど、それは意外な一面ですね。一方、内面的なご印象はいかがでしたか?

里岡 そうですね、言葉だけは単刀直入だったのを覚えています。例えば、機内でのお食事のご説明をさせていただいた時には、私の説明をすっと途中で切られて「これとこれとこれだけでいいです」と。常についているアシスタントの女性に対しても、指示もシンプルで、必要なことしか言わない。ジョークなど口にされることなんてありませんでした。

 また彼女は、作家で当時上院議員でもあったジェフリー・アーチャー氏と懇意で、その時もお連れになっていたんですが、サッチャー元首相とは対照的に彼はジョークばかりの方で、そのコントラストがおかしくて。でもおふたりのお姿を見ていると、サッチャー元首相には、きっと私たちには知り得ないチャーミングさもおありなんだろうなと感じていました。

--接遇された時の印象深いエピソードは?

里岡 首相を退任されたばかりだったので、呼称は通常「レディー・サッチャー」、日本語で言うと「サッチャー女史」となるところ。しかし、接遇前にまず必ず「マダム・サッチャー」つまりは「サッチャー夫人」とお呼びするようにというご指示があったんです。「レディー・サッチャー(サッチャー女史)」は絶対に使わないでくださいと。ここに私は、彼女の女性としてのご主人への思いが込められていると感じたんですね。

●皇室の知られざるエピソード

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