横浜DeNAベイ、なぜ大幅動員数増?多彩なサービスで新ファン層獲得、総合エンタメ狙う

Business Journal / 2013年11月12日 7時0分

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 6月17日付サイト「Number Web」配信記事『プロ野球を取り巻く厳しい経営環境。現実を直視した千葉ロッテの改革。』によると、この10年でプロ野球ファンの総数は1000万人規模で減少したという。最盛期に比べ、テレビでのプロ野球観戦率も右肩下がりを続けている状況の中、2011年にIT企業であるディー・エヌ・エー(以下、DeNA)が運営に乗り出し話題となった横浜DeNAベイスターズの取り組みが、大幅な観客動員数増や経営改善をもたらし、注目を集めている。


 例えば同球団は、野球が好きな人から野球を見たことがない人まで、さまざまな人がスタジアムに集いコミュニケーションを育むことを目指す「コミュニティボールパーク化構想」を掲げている。この構想に基づき、同球団は12年、本拠地・横浜スタジアムにおいて創業以来ともいえる球場の大改修を行い、スコアボード全面ビジョン化、コンコースのエンタテインメント化を実現した。観客席においては、一塁側と三塁側のファウルゾーンに設けられた「エキサイティング・シート」のほか、2人用、3人用の「ツイン・シート/トリプル・シート」、そして3~5人座れる「BOXシート」などの多様なシートを新たに設置。潜在的な観戦ニーズをくみ取ったこれら新席種の販売率は、9割を超えた。

 また、スタジアムの周辺でアトラクションを用意するほか、試合直前のアーティスト・ライブ開催、スタジアムの中だけで聴ける特別なラジオ番組の放送、試合終了後にグラウンドに座って映画を見る映画鑑賞会なども実施している。

●新ファン層獲得への取り組み

 DeNAに運営譲渡以前の旧ベイスターズといえば、4年連続最下位でパッとしない球団という印象だった。しかし11年12月に経営陣が替わり、翌12年には監督として中畑清氏を起用。「『良質な非常識』をコーポレートアイデンティティに掲げ、改革に取り組んでいます」と語るのは、同球団広報部の里見夏生氏と村田喜直氏である。

 基本的に、プロ野球ビジネスには以下の4つの収益源がある。

(1)チケット収入
(2)グッズ・ライセンス収入
(3)スポンサー収入
(4)放映権収入

(1)に関して、チケットが売れて球場が満員になれば、それだけ売上は増加する。今年、DeNAベイスターズではシーズン全体で142万5728人を動員、前年比で122%の増加を記録した。満員の回数も昨年の4回から飛躍的に増加し、15回を記録。チケット売上全体で見ても、前年比でおよそ129%増を達成した。

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