進化するスマホのヒューマンアシスト機能~ユーザー行動予測し情報表示、アプリ起動…

Business Journal / 2013年12月4日 14時0分

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 最近のスマートフォン(スマホ)は、それぞれの機種が個性を出そうと、カメラ機能を強化したり、デジタルペンでの手書き機能を向上させたりしているが、それ以外の基本的な部分でも密かに進化が進んでいる。モデルチェンジごとにCPUの処理速度が速くなり、動作が軽快になっているなどはもちろん、文字通り、より「スマート」になってきているのだ。

●スマホならではの周囲の環境への対応

 スマホは、さまざまな環境の下で使う。夏の強い日差しの下や、薄暗い部屋の中、周囲が騒がしかったり、あるいは逆に静かな環境で使うこともある。そのようなさまざまな状況に対応し、自動的にユーザーの使い勝手を向上してくれる技術を搭載した端末が登場してきている。これをここでは仮に「ヒューマンアシスト」機能と呼ぶ。

 テレビでは、部屋の明るさや照明の色などに応じてディスプレイ表示を最適化するような機能を搭載しているものがある。スマホにも同じように周囲の明るさによってディスプレイのバックライトを変え、画面を見やすくする機能を搭載しているタイプが出てきている。

 しかし、単純に明るさを自動調整するだけではない。シャープや富士通などの国産端末の多くが搭載する機能で、ユーザーが手に持っている間はバックライトを消さないようにする技術。この機能のアプローチにはいくつかの方法があり、手に持っていることや視線を検知したりと、このあたりが技術の方向性の違いで面白い。

 例えば、最近のシャープ端末はボディサイドに静電センサーを搭載し、ユーザーが手に持っていることを検知して動作を制御する「グリップマジック」機能を搭載している。

 さらに富士通のヒューマンセントリックエンジンという技術は、着信時に周囲の音を判断し、着信音を調節してくれる機能などもある。周囲がうるさければ音量を上げ、逆に周囲が静かなら音量を落としてくれる。

 このヒューマンセントリックエンジンは、手に持っている間は画面を消さず、テーブルなどの水平な場所に置くとスリープ状態になる機能、太陽光や蛍光灯など周囲の光に応じて見やすいように色を調節する機能などがあり、この分野の技術では富士通の端末は実に先進的だ。

●よりインテリジェントな進化

 また、ユーザーの行動を予測して操作を補助する機能も搭載されるようになってきている。

 人間の行動というのはある程度、パターン化しているところがある。静かな場所では音量を下げたり、マナーモードにしたりするのは多くの人が実行していることだし、イヤフォンをジャックに挿せば、次は音楽再生関連アプリを起動する可能性が高い。このようなユーザーの行動パターンに基づいてアプリを起動したり、設定を調整したりする技術を搭載した機種もある。

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