アクティブシーン向けビデオカメラ、新ジャンルが続々登場〜ウェアラブル、自分撮り…

Business Journal / 2013年12月17日 14時0分

写真

 現在、世界の市場において、コンパクトでタフ、かつ水中でも使用できるビデオカメラがブームとなっている。スポーツなどのシーンを、プレイヤーの目線で撮影できるカメラで、アクションカメラと呼ばれるジャンルだ。これはGoProの「HERO」が大ブレークしたことにより始まったもので、ソニー、ビクターなどの日本のビデオカメラメーカーも、それを追いかけるように防水防塵耐ショックビデオカメラをつくり始めた。

 そもそも、このGoProという会社は、その成り立ちからしてユニークだ。サーフィン好きだった社長が、自分のカッコいいサーフィン姿を映像に残して人に見せるためにビデオカメラをつくり始めたのがきっかけだという。そして、そのビデオカメラは改良に改良を重ねて完成度を高め、最終的には市販されるようになったという。ある意味、今はやりのメイカーズ(編註:「つくりたい物を自分でつくる」というムーブメント。「第3の産業革命」「製造業の民主化」と呼ばれる)だ。

 そのようにして販売を開始した「HERO」は、ビジネスの上でも世界的な成功を収めた。

「HERO」のコアとなるカメラは非常にコンパクトなもので、これを防水防塵耐ショックの透明なプラスチックケースに入れて使う。アクセサリも豊富で、ヘッドバンド、サーフィンボードやヘルメットへの取り付け器具を使用して、アクティブワークを録画できるのが「HERO」の特徴だ。このように、さまざまな拡張を楽しめるのもヒットした要因のひとつだといえる。「HERO」をヘルメットに付けて、アトラクションを体験しているところを撮影する光景は、テレビCMなどでもおなじみだ。

●競合が始まった新ジャンルのビデオカメラ

 このヒットを受けてか、ソニーやビクターがアクションカムをつくり始めた。ソニーは「HERO」と同じくケースに入れて使用するタイプ。しかし、ビクターはケースに入れなくてもある程度の防水防塵耐ショック性能を持つ製品を発売した。これらの製品は、すでに第2世代となり、より洗練されてきている。また、アクセサリも増えてきている。

 ソニーやビクターといえば世界的なビデオカメラメーカーであり、この追撃をGoProはどう見ているのか? 「HERO」の最新バージョンである「HERO 3+」では、その標準付属の防水ケースの防水レベルが下げられ、より扱いやすくなり、ボディもスリムになった。これは扱いやすいソニーのアクションカムに対抗してのことではないかと考えられる。意識しているのは間違いないだろう。しかし、まだこの分野での「HERO」の人気は圧倒的だ。

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