普及進まぬ電子手帳、紙に取って代わる最右翼製品登場?シンプルな実用性が奏功

Business Journal / 2013年12月18日 14時0分

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 電子手帳という名前を持つガジェットは、今まで数多く存在した。それらは、その時点での技術的な限界の問題などもあったのであろうが、決して紙の手帳に置き換えられるデバイスたり得なかった。

 しかし、シャープから2012年12月に発売された「電子ノート」は、そんな紙の手帳を、そのまま電子化するような製品だ。ハイパフォーマンスなガジェットがあふれる中にあって、登場当初の注目度は、失礼ながら低かったのではないかと思う。そんな同製品に、機能アップした新世代機「電子ノート WG-S20」が今月登場し、より実用性が高くなった。

「電子ノート」のコンセプトは極めてシンプルで、「ペンで書き、それを保存する」というもの。高機能化するスマートフォン(スマホ)などと比較すると極めて地味だが、手帳というデバイスに求められる性能は、本来このようなシンプルさなのかもしれない。

●Evernoteよりも直感的に使える「電子ノート」

 筆者は普段、モレスキンの手帳を使っているのだが、現在、愛用しているのは同社の「Evernoteスマートノートブック」で、手書きしたページをスマホの「Evernote」アプリで撮影すると、補正されてデジタル入力される。つまり、メモをデジタル化して保存するために使っているわけだが、そんなツールを使わずに、直接手書きでデジタル保存できたほうがスマートだ。

 ちなみに、「Evernoteスマートノートブック」はラージとスモールの2サイズがあるが、筆者はポケットに入りやすいスモールを愛用しており、この1冊のページ数は192ページだ。それに対して、シャープ電子ノート最新の上位機種「WG-S20」は、2000ページのメモを記憶する容量を持ち、さらに4年分のスケジュール帳にもなる。すなわち、「Evernoteスマートノートブック」の10倍以上に相当する。保存容量だけで単純にコスト計算してみても、「Evernoteスマートノートブック」のポケットスサイズの価格が2560円なのに対し、「WG-S20」はアマゾンにおいて1万2830円で販売されており、割安だといえる。

 スマホなどのアプリ市場で、同じようにNoteを名乗るアプリがいくつもあるが、それらは文具的に使える紙の手帳に代わり得ない。現時点では「電子ノート WG-S20」は紙の手帳に取って代わる最右翼な存在といえるだろう。
(文=一条真人/フリーライター)

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