普及進むPC&タブレット機能搭載ウルトラブック、一体型/セパレート型のメリデメを整理

Business Journal / 2014年1月6日 14時0分

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 マイクロソフトがWindowsをバージョン8からタッチ操作対応のユーザーインターフェース(UI)にしたおかげで、タッチ対応のパソコン(PC)が増えた。今や、多くのユーザーにとって、タッチ対応のパソコンのほうが使いやすくなりつつある。特にノートPCにおいては、その傾向が顕著だ。

 そして、それはノートPCの形状も変化させた。従来のクラムシェル型のディスプレイをタッチ対応にしたモデルも存在するが、異なるフォルムを持つノートPCも登場した。それがインテルの提唱するタブレットとパソコンの両方の機能を持つウルトラブックのフォルム「2-in-1」だ。

 Windows 8の登場から1年以上が経過したが、多くのメーカーがいまだにさまざまなフォルムの製品をリリースしており、今後の流れ、メインストリームがどんなものになるのかは流動的だが、大きく分けて変形型(一体型)とセパレート型の2つになるだろう。

●ノート、タブレット、状況に合わせて変形

 変形型というのは文字通り、1つの個体が変形してタブレットにもノートPCにもなるというもの。この代表的なものとして、ソニーの「VAIO Duo 13」がある。この変形型の利点は、いつでもノートPCとタブレットを使い分けられることだ。

 現時点では、このフォルムの問題は重量にある。タブレットとして使う場合でも、常に同じ重量があるため、単機能のタブレットと比較して、扱いにくい。「VAIO Duo 13」は市販モデルで約1.325kgだ。10インチタブレットのiPadのWi-Fi版が469グラムなのに比べると、かなり重い。

●ディスプレイを外すとタブレットになるセパレート型

 セパレート型は、この面では有利だ。タブレットとして使う場合は必要に応じて分離できるので、一体型よりも軽くタブレットとして使うことができる。このジャンルの代表的な製品としては、Lenovoの「ThinkPad Helix」があるが、タブレット部分は約785グラム程度になり、合体させると約1.61kgとなる。

 タブレットとして、より取り回しよく使うためにはセパレート型が便利だが、その代わりに一般的に合体した状態での重量はやや重くなる。これは分離する部分の強度や耐久性を高めたり、ディスプレイ部分とのバランスを取るために、キーボード部分をある程度重くする必要があるなどの技術的な理由による。

 逆に一体型ではトータルでの重量を軽くすることができるという利点があるわけだが、タブレットとして使う場合には、やや重くなる。

 このように2つのフォルムは現時点では一長一短だが、今後、CPUやチップセットなどが進化し、本体を軽量にすることができれば、どちらのフォルムにしても、不便なく使うことができるだろう。

 しかし、そんな時代が来るまでは、自分の使用目的に応じて、どのフォルムが自分に最適なのかを考えて選択する必要がある。
(文=一条真人/フリーライター)

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