世界的な急成長産業の兆し…“コンベンション産業”が日本の成長を左右する!?

Business Journal / 2014年2月13日 16時0分

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 今、世界で成長を続けている産業がある。それが、コンベンション産業だ。コンベンションという言葉は一般的にはあまり馴染みがないかもしれないが、国際政治やビジネス、学術の世界でも必要不可欠なものとなっており、実際のところ「コンベンション」に関わったり、その様子を見たりする機会は多い。

 例えばプロ野球ファンであれば、毎年12月にタイトルを獲得した選手たちを表彰する「プロ野球コンベンション」が身近だろう。また、出版業界関係者や本好きの人であれば、毎年7月に開催される本の見本市「東京国際ブックフェア」をチェックするはずだが、これもコンベンションの一つである。より近いところでいえば、「街コン」も実はコンベンションの一つであるし、東京ゲームショウなどが開催される幕張メッセの正式施設名は「千葉県日本コンベンションセンター国際展示場」という。

 国際会議や見本市、学術会議、イベント、ミーティングなど、主催者がおり、人々が集まり、顔を突き合わせてコミュニケーションする場を「コンベンション」と呼ぶ。

 時に国家間を結び付ける重要な機会となり、時に人々のネットワークを創出する場となるコンベンションは今や多様化しており、21世紀の経済成長のカギを握る産業の一つであるといっても過言ではないはずだ。

 では、今の日本のコンベンション産業はどうなっているのか。そして、今後の課題は何か。『コンベンションビジネス―――未来を拓くナレッジパワー』(萩原誠司/著、ダイヤモンド社/刊)は、世界と日本のコンベンション産業を“成長ビジネス”として初めて分析した画期的な一冊だ。

 本書によれば、今後のコンベンション産業の成長は「PCO」にかかっているという。PCOとはProfessional ConventionまたはCongress Organizerの頭文字をとったもので、国際会議や国内会議を運営する事業者を示す用語である。イベントの企画・運営を任される民間事業者であり、コンベンションのノウハウを持っている専門家集団と理解するといい。

 基本的にPCOは主催者に寄り添うコンサルタント的役割を担い、数万人規模の大国際会議からテーマに特化した見本市まで、マネジメント、プロデュースを行うのだが、近年の展示会を含むコンベンションの中には、専門的なPCOが自らのリスクにおいて、最初から最後まで一貫して主催をする形も増えているという。

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