LINE、話題の新サービス連発で“必需品”になるか?電話、自作スタンプ販売、企業向け…
Business Journal / 2014年3月10日 14時0分

ソーシャルネットワーク大手のLINEが2月26日、自社開催のイベント「LINE Showcase 2014 Feb.」で3つの新サービスを発表した。そのどれもが、さまざまな人にとってインパクトのある話題だった。
今回発表された新サービスについて、それぞれの内容と考えられる影響を検討してみる。
●「LINE電話」は通話サービスの大本命になる?LINEはもともとユーザー同士で無料の音声通話ができるが、LINEを使っていないユーザーとは話せなかった。ところが、LINEアプリが導入されていない携帯電話や、固定電話にも電話がかけられる「LINE電話」という機能が3月中に登場する。
通信キャリアの提供するプレミアム回線を使うと発表されているが、要するにIP電話だ。サービスが始まってみないことには音質等には言及できないが、高品質だいわれているが「IP電話としては高品質」との程度にとどまると予想できる。
そういった意味では、高品質な通話が必要となるビジネスユーザーの場合は、キャリアの通話サービスをそのまま使うか、回線交換方式である「楽天でんわ」等を利用し続けるのではないだろうか。
一方で、話せればよいという人にとっては非常に魅力になるだろう。一般電話への通話は有料で、その料金を先払いしなければならないという不便があるが、うまく利用すればかなり通話代は抑えられる。先行するIP電話サービス・アプリとのつぶし合いになりそうだが、若年層を中心としたLINEユーザーは、別アプリを利用する意味はなくなるため、他社の通話サービスはユーザー離れが加速すると考えられる。
●「LINE Creators Market」で誰でもヒットメーカーになれる?「LINE Creators Market」は、LINEアカウントを持っていれば誰でもクリエイターとしてスタンプを販売できるサービスで、4月から開始される予定だが、簡単に画像が用意できるかというと、そうでもない。
写真ではなくイラストに限られ、用途別に合計42個の画像を1セットとして用意する必要がある。公序良俗に反するものが扱えないのはもちろん、セットとしてバランスが整わないものも販売が許可されない。
こうした規定に沿ってLINE側が審査した上で販売可能となるのだが、審査基準自体は今のところあまり明確ではない。例えば、子どもが描いたようにへたな絵でも販売できるのかなど、基準レベルについてもわかっていない。
この記事に関連するニュース
-
「LINE WORKS」メジャーアップデートリリース 「使い方が広がる」をテーマに新機能の追加、仕様の改善を実施
PR TIMES / 2019年12月5日 13時55分
-
LINEプロモーションスタンプ※1が「LINE WORKS」でも利用可能に 「プライベートスタンプ」サービス提供開始
PR TIMES / 2019年11月27日 13時5分
-
「アニ文字」と「ミー文字」、どう違う? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
マイナビニュース / 2019年11月17日 17時15分
-
LINE Creators Market、2019 年 10 月度の LINE スタンプ LINE 着せかえ、LINE 絵文字における月間 MVP が決定
PR TIMES / 2019年11月15日 17時45分
-
佐野正弘のケータイ業界情報局 第12回 行政が音声通話定額を推進、MVNOは競争力を取り戻せるのか?
マイナビニュース / 2019年11月14日 11時29分
ランキング
-
1日本人観光客よ、「釜山港に帰れ」 10月の観光客「3割減」で地元に衝撃
J-CASTニュース / 2019年12月8日 7時0分
-
2京都の「民泊トラブル激増」に苦しむ市民の怒り マンション共有部分にゴミが散乱することも
東洋経済オンライン / 2019年12月7日 18時0分
-
3資生堂は36年ぶり新工場...日本メーカー相次ぐ「国内回帰」 メードインジャパン人気の高まりも背景に
J-CASTニュース / 2019年12月7日 7時0分
-
4自分で住まなきゃ無問題!?「事故物件」を活用する逞しすぎる人々
HARBOR BUSINESS Online / 2019年12月8日 8時33分
-
5「紹介で仕事が広がらない人」が知らない4原則 闇雲ではなく「誰を」まで設定しよう
東洋経済オンライン / 2019年12月8日 7時50分