LINE、話題の新サービス連発で“必需品”になるか?電話、自作スタンプ販売、企業向け…

Business Journal / 2014年3月10日 14時0分

 また、他者が権利を有するキャラクターの絵なども当然NGだ。しかし、それを常にLINE側が的確に判断できるのかとの点については疑問が残る。Twitterのアイコンを見ても、赤の他人が描いた絵を勝手に使用している人は少なくない。ウェブ上の絵をかき集めて、まとまりのあるセットとして審査に出された場合に、運営側は見破れるのだろうか? また、既存のキャラクターを自分の絵柄で描き直した、同人誌に見られるような手法のイラストは、極めて見極めが難しいだろう。

 そうしたことを警戒して厳しい審査をし、問題がありそうと判断したものはすべて却下するのか、あるいは比較的緩い審査にしたとして、問題のあるスタンプが大量に販売された後にどのように対応するのか、少々気になるところだ。

 問題点はさておき、簡単なものをテーマにしたスタンプはあっという間に集まり、先行した人だけが販売面でも勝者になると考えられる。例えば「サッカー」「野球」といったスポーツなど、身近なものをテーマにしたイラストはヒットするだろう。すでにクラウドソーシングで1個100円、セットで4200円というような激安価格でイラスト制作の受注を始めている業者もいる。そのような業者にオリジナルのイラストを制作してもらったとしても、スタンプ販売価格は1セット100円で、クリエイターには半額が配分されるから、84人に販売できれば元が取れる設定だ。

 もし絵に自信があれば、こうした業者の手を通さず、ぜひ自力販売にチャレンジするべきだろう。これまでは、イラストを描くことが趣味でも、それを収入に結びつけることは難しかったが、新たな窓口が1つ増えたことは確かだ。アイデア勝負、速度勝負になるのは確実だが、やりようによっては大ヒットを飛ばせるかもしれない。

●企業は顧客とのコミュニケーションを「LINE ビジネスコネクト」に移行する?

 一般ユーザーにとってはわかりづらいかもしれないが、企業にとって大注目となっているサービスは「LINE ビジネスコネクト」だ。企業と一般ユーザーをLINEでつなぐサービスで、ユーザーごとに違うメッセージを配信することができる。

 LINEの拡張機能のようなものだから、LINEと同じく既読の確認もできる。企業側からユーザーがきちんと情報を読んでくれているかどうかを確認することにも大きな価値があるが、エンドユーザー(消費者)側からも企業の既読確認ができるのは興味深い。例えば、宿等の予約、タクシー配車などでLINEを使った場合に、先方が確実に読んでくれたことが手元でわかるというわけだ。

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