軽自動車のスーパーハイトワゴン、高額なのになぜ人気?室内空間、燃費性能、安全性を比較

Business Journal / 2014年3月29日 23時0分

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 新車販売における軽自動車が好調だ。全国軽自動車協会連合会発表によると、2013年の軽自動車の新車販売台数は対前年比6.7%増の211万2991台と、過去最高を記録。自動車販売全体に占める軽自動車の比率は39.3%となり、14年は4割を超えることは確実と見られている。

 消費増税前の駆け込み需要の影響が出た2月の新車販売台数を見ても、ベスト10の中に軽自動車は実に7台がランクイン。登録車(軽自動車の規格を超える自動車)の3台はいずれもハイブリッド車で、軽自動車とハイブリッド車の人気の高さがうかがえる。

 好調な軽自動車の中で現在最も人気が高く、販売台数の約4割を占めているのがスーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーだ。規格に制約のある軽自動車で、その規格いっぱいのボディサイズで広々とした室内空間を実現。コンパクトなサイズによる取り回しのよさと、見た目からは想像のできない室内空間の広さで子育てママから絶大な人気を獲得した。

●積極的に選ばれるようになった軽自動車

 これまで軽自動車というと、新車価格と税金などの維持費の安さを求めて購入する人が多く、登録車だとお金がかかるから「軽自動車でいいや」という、ややネガティブな選択のイメージがあった。しかしスーパーハイトワゴンの価格レンジは100~180万円と登録車並みで、軽自動車としては高額な価格帯に位置する。つまり登録車ではなく、高額な軽自動車が人気ということは、「軽自動車がいい」と積極的に選ばれていると考えられる。

 小さな軽自動車でも、広く使い勝手の優れた室内空間、そして安全性が凝縮されている高い実力を持つからこそ、従来、コンパクトカーからミニバンまで利用していた幅広いユーザーが、ダウンサイズして購入する対象ともなっているのだ。

●先行するタント、売り上げNo.1のN-BOX

 このように人気高騰中の軽スーパーハイトワゴンのカテゴリーに、やや乗り遅れた感のあった三菱自動車と日産自動車が、それぞれeKスペースとデイズルークスを発売し、先行する本田技研工業(ホンダ)のN-BOX、ダイハツ工業(ダイハツ)のタント、スズキのスペーシアを追い上げる体制となった。そこで、予算150万円ほどで購入できる軽スーパーハイトワゴン各車の魅力に迫ってみる。

 軽スーパーハイトワゴンのパイオニア的存在がダイハツのタントで、すでに第3世代まで進化している。タントのポイントは、助手席側に採用したミラクルオープンドア。助手席ドアとスライドドアの間に柱がなく開口幅は1490mmを誇り、大きな荷物が積みやすく、子供をチャイルドシートに楽々座らせることができる。

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