服コンピュータ、医療活用の期待高まる、アパレル各社も興味~ウェアラブル端末最前線

Business Journal / 2014年4月18日 14時0分

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 先進国ではスマートフォン(スマホ)の普及が進み、もはや市場が成熟し、拡大は見込めなくなってきた。これに対して、最近ではウェアラブル関連機器が大きな注目を集めるようになってきている。そんな中、3月25・26日に六本木の東京ミッドタウンで「Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014」が開催された。

 このイベントでは、ウェアラブルデバイスに関する展示に加えて、メーカーの講演も行われた。また、製品を開発しているメーカーだけでなく、ウェアラブルデバイスを構成する基礎技術部分を担当する企業も参加しているため、他のイベントにないウェアラブル関連情報が広く展開された。

●加速度センサーがシンプルなデバイスを可能にする

 一口にウェアラブルデバイスといっても、ナイキのフューエルバンドなど腕時計のように腕に着けるタイプ、グーグルのGoogle Glassなどメガネのように装着するタイプ、そして衣服のように着るタイプなどがある。

 最近では、複数のセンサーやディスプレイなどを搭載しないシンプルなデバイスが登場してきている。今回、その究極ともいえるデバイスが登場した。スタートアップ企業であるログバーが開発したRingは文字通り指輪の形状をしており、指に装着し、その指の動きによって動作する。

 プロモーションビデオを見ると驚くかもしれないが、その技術を紐解いてみると、センサーによって動作検知し、ソフトウェアがその動作分析をしている。

 分野はやや異なるが、ソニーのテニスセンサーなどにも通じる技術だ。テニスセンサーは、対応するテニスラケットに装着してプレーすることで、ラケットの動きを検知してスイングの軌道や速度、球を打った回数などを可視化できるというものだ。

 これらのデバイスは非常に小型だが、情報をワイヤレスでPCやスマートデバイスに送り、そのコンピュータが高度な計算処理をする仕組みだ。つまり、役割分担によってウェアラブルデバイスの小型化を可能にしているといえる。

 一方、ウェアラブルデバイスの小型化が進めば、ソフト処理はさらに高度になっていくことが予想され、今後はソフト開発が重要なキーとなるだろう。

●小型化を可能にする基板防水技術

 また、ウェアラブルデバイスのさらなる小型化に役立ちそうな技術としてHZOの防水技術がある。従来、スマホやウェアラブルデバイスは外装に防水処理を施して基板への浸水を防いできたが、HZOが開発した技術は、基板を直接コーティング処理して防水を実現している。

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