ニフティ子会社、商品供給停止と保証金の違法取り立てで、小売業者を廃業へ追いやる

Business Journal / 2014年4月25日 14時0分

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「ブラック企業アナリスト」として、テレビ番組『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、「週刊SPA!」(扶桑社)などでもお馴染みの新田龍氏。計100社以上の人事/採用戦略に携わり、数多くの企業の裏側を知り尽くした新田氏が、ほかでは書けない「あの企業の裏側」を暴きます。

 ニフティ株式会社といえば、インターネット草創期からプロバイダサービスを展開し、現在もウェブサービスやクラウドサービスで年商800億円を売り上げる、東証二部上場の大企業である。

 そして今回取り上げるのは、そのニフティの子会社である、株式会社プロミクロス(以下、P社)だ。P社はクリニック・動物病院に必要な医療資材を小ロット・短納期で販売する事業を、カタログ通販を中心として展開している。「材料のカタログ通販」でピンと来た人もいるかもしれないが、同社はニフティ傘下に入るまでは、株式会社ミスミのグループ会社であった。

 ニフティはチラシ&レシピ検索サイト「シュフモ」など、ターゲットを絞り込んだウェブサービス開発と運営に注力しており、P社のネットワークを取り込むことで動物病院とぺットの飼い主へも食い込んでいこうという考えがあったようだ。

 そのP社が、いまや上場企業関連会社になったにもかかわらず、違法な手口で債権回収を行っているというのである。

 上場企業であれば、債権回収についてのコンプライアンスは特に厳しく、基本的には弁護士に一任するよう指導されている。そんなセンシティブな領域で違法な行為をすれば、企業にとって致命傷にもなり得る話だ。

●1回の支払い遅れで取引中止

 まず、今回の被害企業は神奈川県内でペット生体やペットフードなどを販売しているO社(仮名)で、動物病院などに出資もしている。

 O社は以前、自社で小売りするためのペットフードを複数の卸業者から仕入れていたのだが、P社からの強烈な営業攻勢があり、仕入れ先をP社一本に絞ることになった。しかし、ある時、O社側のミスで月末にP社へ支払うべき約1000万円の売掛代金を月明けの振り込みとしてしまったことがあった。これが事件の始まりである。

 O社はミスに気づいてP社へ連絡し、すぐ振り込みをしたが、P社は即時「O社との取引停止」を宣言し、商品供給を停止したのだ。「当社は上場企業ニフティの子会社であり、振り込みしないなどの行為には厳正に対処する」というのがP社の言い分だった。

ビジネスジャーナル

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