渋谷マルキューとセシル、20年目の試練を乗り越えられるか?商品力と販売力復活のカギ

Business Journal / 2014年5月30日 1時0分

 流行のトレンド、着心地のよさ、価格と価値のバランス、一定の品質という「商品力」に加えた、この「販売力」がセシルブランドの人気を支えてきた。

 ブランド人気が始まって20年近くたち、今後は「ギャル卒業生」向けも含めた中年女性への訴求も欠かせない。これまでにコストパフォーマンスを重視する主婦層をカジュアル服で取り込んできたが、今後は外資系ファストブランドとのさらなる戦いが待っている。

 セシルマクビーの販売スタッフは、「見た目は派手だけど中身は真面目」という人が多い。自社ブランドをきれいに着こなすため、ヒール高の“厚底シューズ”で働く人もいる。

 来店客と真摯に向き合い、商品構成と接客手法に、さらに厚みを持たせることができれば、マルキュー系の逆襲も成し遂げられるはずだ。

●高井 尚之(たかい・なおゆき/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント)
1962年生まれ。(株)日本実業出版社の編集者、花王(株)情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を生かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。足で稼いだ企業事例の分析は、講演・セミナーでも好評を博す。『セシルマクビー 感性の方程式』(日本実業出版社)、『「解」は己の中にあり』(講談社)ほか、著書多数。
E-Mail:takai.n.k2@gmail.com

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