芸能プロ社長、所属タレントの交際に激高し5000万円要求 執拗な威圧で裁判に

Business Journal / 2014年6月2日 18時0分

 こうして現在、在籍するタレント4人はいずれも高校生の頃から所属し、15年以上の付き合いで、「4人全員が15年近く所属しているのは、この業界では奇跡」と述べている。
 
 また、八木氏は、「経営は、利益を度外視してタレントの夢を叶えることを第一にやってきた」といい、20年で黒字計上は一度だけで累積赤字は2億円に上り、蓄えを切り崩しながら運営しており、「会社という概念より、ボランティアや夢への投資の気持ち」で、「私にとっては所属タレントが売れる/売れないは関係なく、アイドルとして美しい存在であり、常に輝いてもらいたい。自社のタレントの第一のファンはまず、自分であるとの心得から、タレントに愛情を注ぎ大切に育ててきた」という。

 この濃厚すぎる人間関係を重視した企業カルチャーが、事件の背景にはある。

●交際が発覚し、別れるように迫る

 そんな八木氏は08年に、知人を介して10代前半からグラビアアイドルとして活動していたタレントの山本早織と会い、同年11月30日、タレント契約を結んだ。契約期間は2年間で、早織のタレント活動の有無にかかわらず、契約期間中、月額12万円が支払われることとなった。その後、早織は雑誌やDVD、ラジオ、テレビ、映画などでタレント活動を行った。八木氏と早織は1週間のうち5日近く一緒にいて、食事や映画、温泉、買い物、ライブ鑑賞にも八木氏のポケットマネーで行っており、良好な人間関係に見えた。10年11月には2年延長契約を結んだが、翌年、事態は急変するのだった。

 それは11年9月11~14日にかけて、DVD撮影で沖縄へ行った時のこと。撮影スタッフであったDVD制作会社シュライン・ヴァレイの宮谷和成氏のSDカードが容量オーバーとなり、急遽、早織の私物のカメラのSDカードで対処した。撮影後、宮谷氏はSDカードの中に、後の早織の夫でプロサッカー選手・河原和寿氏と早織が映っている写真を見つけ、八木氏に報告。

 すると八木氏はホテルの早織の部屋を訪れ、強い口調で「河原と一緒に写っている写真がある。付き合っているのではないか?」と3時間にわたり追及した。早織は「写真は3年以上前のもので、今は別れており交際していない」と答えたが、その後も「本当はまだ河原と付き合っているだろう」としつこく問い詰めた。

 根負けした早織は交際を認め、河原氏から結婚を申し込まれており、八木氏の了解が得られれば、13年1月頃に結婚したい旨を告げた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング