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みずほ銀システムは信用ならない?…三菱UFJ・三井住友“ATM連合”から外されたワケ

Business Journal / 2021年5月16日 5時55分

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三井住友銀行と三菱UFJ銀行がATMを共同運営…なぜみずほだけ外されたのか?

 三井住友銀行と三菱UFJ銀行がATM(現金自動預払機)を共同運営する方向で最終調整しているとの報道があった。両行は3年前から店舗外ATMの利用条件を統一するなど、ATM分野での提携を進めており、今回はそれをさらに進めることで大幅な費用削減を狙ったものだ。将来的にはATM機器の共同開発をも視野に入れ、地方銀行にも参加を呼びかける構想もあるという。

 ここで当然、疑問になるのは、みずほ銀行がなぜ外されているのかである。地方銀行に参加を呼びかけるくらいなら、先にみずほ銀行に声を掛けても然るべきじゃないのか。

 そこでささやかれているのが、みずほ銀行のシステムが信用ならないからという説である。確かに、2021年2月28日にみずほ銀行でATM障害が起き、以来、何度かシステム障害が連続して世間の注目を浴びた。しかし、三井住友銀行と三菱UFJ銀行のATM分野の提携は3年前の話である。その頃はまだ、みずほ銀行が新システム「MINORI」の開発途中で、みずほ銀行がまずはIT業界のサグラダ・ファミリア(=永遠に終わらないシステム開発)といわれた「MINORI」の開発を優先するため、提携を見送ったとのだとの記事も見かけた。

 しかし、みずほ銀行が「MINORI」の開発を優先して提携を見送ったという憶測は、おそらく事実ではないと思われる。その根拠を語る前に、みずほ銀行を含めたメガバンク再編の概略、およびみずほ統合時のトラブルを振り返ってみよう。

みずほ銀行の“システム障害事件”の背景にあるメーカーバトル…東京三菱の日本IBM、三井住友のNEC、そして悲劇のみずほは日本IBMと富士通で綱引きが

 1999年8月、日本興業銀行・富士銀行・第一勧業銀行の3行が経営統合を発表。2000年に3行が経営統合して持株会社・みずほホールディングスを設立し、2002年に3行のホールセール業務(大口・企業取引)を統合してみずほコーポレート銀行、リテール業務(小口取引)を統合して旧みずほ銀行を設立した。このみずほコーポレート銀行と旧みずほ銀行が2013年に合併してできたのが、現在のみずほ銀行である。

 みずほの3行統合は、当然のことながら、同業他社に大きな衝撃を与えた。

 結果、住友銀行とさくら銀行(旧三井銀行)が合併して三井住友銀行、三和銀行と東海銀行が合併してUFJ銀行、および東京三菱銀行の4メガバンク体制が誕生した(のちに東京三菱銀行がUFJ銀行を吸収合併して三菱東京UFJ銀行が生まれ、3メガバンク体制となった)。

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